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問題は偏向報道より知性の劣化

音喜多駿氏の½4付けアゴラ記事「『強くて怖い日本』って何?:オールドメディアの偏向報道が酷い!」へのコメントです。


「強くてこわい日本」対「優しくて穏やかな日本」が偏向報道であることは論を待ちませんし、こんなものを平気で放送してしまうメディアのゲートキーパー機能喪失にも驚かされるのですが、それ以上に、これらの言葉を使う人たちの知的水準の低さが、深刻な問題であるように思われます。これ、客観的判定基準に照らして、どの程度になるでしょうか。

道徳意識の発達段階に関しては、コールバーグの説が有名なのですが、これによりますと、10歳頃までの前慣習的水準は外部からの罰や報酬で判断し、『第1段階が懲罰回避』、『第2段階が欲求充足』のために行動します。

思春期頃になりますと、慣習的水準と呼ばれる段階で、『第3段階のよい子志向』が対人関係を重視し、『第4段階になりますと法と社会ルール重視』となります。

そして、後慣習的水準と呼ばれる成熟した大人になりますと、普遍的な個人の倫理原理が重視され、『第5段階の社会契約的志向』がルールを作れる段階、『第6段階の普遍志向』は、一部に「釈迦やキリストのレベル」などともいわれておりますが、普遍的な原理に基づく善悪判断を可能といたします。

さて、「強くてこわい日本」とか「優しくて穏やかな日本」という判断基準は、この道徳意識発達段階のどのあたりにあるでしょうか。これ、第1段階の「懲罰回避志向」にとどまっているようにしか見えない。つまり、今日のマスメディアの道徳意識は、10歳児以下ということだ。ここまでの知性レベルの退化、これは相当に深刻な問題ではないでしょうか。

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