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トランプ氏の願望は相互に矛盾

岡本裕明氏の½9付けアゴラ記事「ドル安が与える影響:ダボスで交わされた片山氏とベッセント氏の約束」へのコメントです。


トランプ氏はドル安を気にしていないとしますが、本当でしょうか?そうとは思いません。ベッセント氏はむしろ逆に近いのです。今日、同氏が円ドルを「介入はしていない」と明白に否定し、強いドルを支持しているとコメントしたため、ドル円は1円50銭ほど円安になっていますがこのような激しい動きは今後もあるでしょう。今はドル安のバイアスがあるのですが、アメリカの威信はドル高をベースとしており、信頼できるドル⇒アメリカ国債の買い支え⇒資金のアメリカへの流入⇒研究開発への弾みとなるのです。アメリカはこの基本となる歯車は絶対に外すことができないと思います。

トランプ氏の経済政策、特に為替に関しては、様々な矛盾する願望を同時に抱いており、それぞれの願望を実現するための強硬策を脈絡なく発表してしまうことで、多くの混乱を招いていると考えられます。

米国の産業を考えれば、ドル高は悪夢で、ドル安であってほしい。だから日本に円高を求める。一方で、貿易面では米国有利とするための関税をかける。これは、ドル高に作用する。また、国内経済のため、日本に対米投資を要求し、各国に武器の購入を求める。これもみなドル高に作用するのですね。

これらの政策が形になったのが昨年の夏ごろで、石破政権末期にこれらのディールが集中して行われた。だから、高市総理になると円安ドル高の傾向を強める。高市政権の積極財政が円安の原因とは、必ずしもいいがたく、タリフマンの政策も、かなりtの程度影響しているはずなのですね。

米国は、ドル安を求める一方で、ドルの基軸通貨としての地位を守りたい。だから、ドル安には警戒する。こちらがここにきてのもう一つの混乱要因なのですが、一方で、ドル高にもしたくない。日本にいろいろ要求する一方で、円安はノーサンキュー。こちらも矛盾した主張ですから、日本はそのすべてに応えることはない。必要ないという以前に、不可能だと理解しなくてはいけません。

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