新型コロナの現状につきましては、前回のまとめに追記してまいりましたが、追記の数が多くなりましたので、新たな記事といたします。
我が国の状況
本データに誤りがありました。正しくは3/26のエントリーをご参照ください。
まず、我が国の状況ですが、感染者の増大が止まりません。感染者倍増に要する日数は14日にまで延びておりますが、2週間ごとに感染者が倍増するという状況に変わりはありません。日々の感染者数も40人弱で、このところ下げ止まりの状態が続いております。
我が国は、もうひと頑張りが欲しいところです。
世界の状況
次いで世界ですが、厚生労働省の発表では、昨日とほぼ同様の状況となっております。米国の感染者増加率は、多少減ってはきましたが、それでも21%というのは高い値で、4日で倍増するペースです。
感染者数の国別ランキングで、我が国は、このところ順位を落としており、上の表では26位となっております。我が国を表にのせるため、だんだん表の項目が増えております。
これは、良い傾向というよりは、他国の感染者増加が少々高すぎる状況が続いているわけで、あまり喜んでもおらません。
本日は、ニュースの多い日で、BBCは王室のコロナ禍のブレーキングニュースを流す一方で、CNNは2兆ドルの史上最大の刺激策に関するブレーキングニュースを流しております。
我が国でも、オリンピックの先送りに加え、首都封鎖などという、少々過激な議論もちらほらと表れております。まあ、こちらは当分現実化しないとは思いますが、このままの調子で感染者が増え続ければ、いずれは現実の問題となります。
ここは、何とかしなくてはいけません。
検査数について
以下は3/26の追記です。
朝日新聞社が集計しております我が国の状況に、厚労省が発表している「PCR検査実施人数」(クルーズ船や空港での検査を除く国内での検査数)を重ねてプロットしました。厚労省の発表は累積の検査数だけなのですが、前日との差を求めて毎日の検査数としています。また、毎日の検査数は変動が激しいため、7日平均を濃いオレンジ色で示しています。
感染者数累計と検査数の7日平均が同じような値を示して右肩上がりとなっているのですが、感染者数の方は「累計」で、検査数に対応するはずの日々の新規感染者は緑のラインの右目盛りで、一日40人程度でフラットとなっています。(検査数は左の10倍目盛りです)
その意味するところは、我が国では検査数を増加させているにもかかわらず、新規感染者数は特に増えてはいないということで、一部に出ております、我が国の感染者が少ないのは検査数が少ないためである、との主張を否定するデータとなっております。