赤池まさあき氏の10/6付けBLOGOS記事「祝 ノーベル物理学賞 地球温暖化や気象予測の真鍋淑郎先生が受賞」にコメントしました。
そもそもこの方が米国籍であるという点が大問題ですよ。
日本で優れた論文を発表して、米国からポストのオファーが来る。日本政府は、いったい何をしていたのか、とふつう思いますよね。トンビに油揚げさらわれて、、、
まあ、そのあたりがどうなっているかはミエミエなのが悲しい。つまり、日本の政府には、優れた研究を見分ける力のある人がいないのか、いてもその人を引っ張ってくることができない。権限がないとか、ポストに自由度がないとか、予算がないとか、理由はいろいろとありそうです。
この手の優れた人が我が国で働いておれば、その周囲の人が指導を受け、あるいは刺激を受けて、優れた研究者になる可能性が高まるのですが、米国にいかれてしまったら、この機会は米国で学び、あるいは働く人が得てしまう。我が国の損失は甚大なのですね。
この問題を解決するには、まずは、優れた人(優れた研究を見分ける力を持つ人)に人事権と予算を与え、優れた人を引っ張ってくるような体制を作らなくてはいけない。日本の研究機関の全部が全部そうでなくても、どこぞに「XX高等研究所」などを作って、とにかく優れた研究者をここに引っ張ってくる、そして大いに予算を与え、自由に研究させる、そんな試みも必要なのかもしれませんね。まあ、責任者の能力が問題ではありますし、能力のある責任者をどうやって見分けるかという問題もあるわけですが。
おめでとうございます