城繁幸氏の8/25付けアゴラ記事「日野自動車の内部報告書ってどうしてバズってるの?と思ったときに読む話」へのコメントです。
どういう基準で出世させてるんだろうと不思議になるくらいボロカスに書かれていることが多いです。
これは昔のGMみたいな基準で出世させているのと違いますか? パトリックライト氏がGMを退社した役員デロリアン氏にインタビューして著わした書「晴れた日にはGMが見える」によれば次の通りです。(ブログ限定:解説はこちら)
風采、スタイル、個性がGMの型と合致していれば、かなり「忠誠な」従業員になりかかっている。が、「忠誠」はそれ以上のものを要求する。それはしばしば、上司への忠義立て、現実の場での盲従を要求する。GMの従業員は、職場でビジネスを学ぶのと並行して忠誠を学ぶ。忠誠は公けの論理になる。それは、チームプレーの一環である。
しかし、日野はトヨタ傘下であったはずで、こんな文化は、あり得ないように思うのだが。トヨタが社員に求めるものは品質と効率であり、支配するものは合理的な思考ですよね。「なぜと三回聞け」とかね。
どんな組織も駄目な人間が上位のポジションに就けば、その下が腐っていく。駄目な部署が社内にどのように分布しているかを組織図にプロットすれば、問題人物はおのずと明らかになります。このトラブルシューティングは、さほど難しくはないはず。まあ、トヨタはとっくにやっていると思いますけど。
9/16追記:忠誠心と協調性に関しては、こちらもご参照ください。
改ざんあかん