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資源温暖化問題のモラトリアム

杉山大志氏の9/26付けアゴラ記事「世界で進む石炭の復活」へのコメントです。


世界的なエネルギー危機を受けて、これまでCO2排出が多いとして攻撃されてきた石炭の復活が起きている。

たしかに、目先の変化が、ロシアのウクライナ侵攻に伴うロシア製天然ガスの輸出停止が直接のきっかけであるにせよ、エネルギー資源をめぐる大きな流れに変化の兆しが表れてきました。

地球温暖化の問題は、人類に破局的な影響を与えるとする説が以前は大勢を占めておりましたが、どうも、そう極端な話ではないとする説も説得力を増しております。

更には、エネルギー資源の枯渇が目前であるとの認識が一般的で、再生可能エネルギーの重要性が認識されていたのですが、シェールオイルやシェールガスの採掘技術が進み、資源の枯渇は相当に先であると考えられるようになりました。

極めつけは、核融合技術に対する民間投資も進み、2030年代の実用化が目指されている。そうなりますと、この10年ほどは、エネルギー問題、温暖化問題は一旦先送りすることも合理的な判断です。原発となりますと、核廃棄物の問題は依然として残るわけですが、これとて、解決手段がないわけではない。ここは、知恵を絞るべき局面でしょう。

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