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愚者は経験に賢者は歴史に学ぶ

屋山太郎氏の1/13付けアゴラ記事「なぜ円安が必要か」へのコメントです。


正論ですね。

目先の物価上昇に音を上げて、円安反対を叫ぶ人がいる一方で、1970年代の日本組み立て産業の勃興から第二の敗戦とも言われた1985年のプラザ合意による激しい円高までを含む、個人の経験を超越した長期的視点を持つ人もいる。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とはビスマルクの言葉ですが、上の状況もまたこの言葉があてはまりそうです。

失われた30年などという言葉もよく聞くのですが、そもそも日本は何故に未来を失ってしまったのか、よく考えたほうが良い。その一つには、1990年以来の情報革命への乗り損ないもありますし、そうなった原因が我が国の硬直的な雇用制度、業界構造にあったことも事実なのですが、もう一つの重要な要因がプラザ合意以来の極端な円高であったことは紛れもない事実で、我が国のGDPを再び成長軌道に乗せ、国民の給与総額を増やすには、これらの問題を取り除くことが欠かせないのですね。

ここは、「ステイ・フーリッシュ(愚かであれ)」はちょっと棚上げして、「わが国民よ、賢者たれ」と言わなくちゃいけません。

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