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差別防止に『クサイ』は禁句

永江一石氏の5/19付けアゴラ記事「自分が煙草をdisる本当の理由をここで明らかにする。」へのコメントです。


煙草を嫌う理由は山ほどあるわけですが、匂いでこれを忌避するのは、止めておいた方が良いと思いますよ。

まあ、心情的にはわからないでもないですし、まことにもっともな感覚ではあるのですが、ポリティカルコレクトネスの問題と言いますか、一般的な差別意識の問題と言いますか、いろいろと難しい問題にも発展しかねないのですね。

つまり、人の匂いというものは、煙草に限らず、その人の文化、生活様式の結果であるわけで、食生活であるとか、入浴習慣であるとか、香料を利用する文化であるとかによってさまざまな匂いがついてしまうのですね。

我が国では、特に下層とみられていた人たちに特有の匂いがするという問題もあり、小学校などではいじめの問題にも発展しかねない。経済的に豊かでなければ、入浴や衣服の洗濯頻度も低下しがち、豚足やその他の臭気の原因となる食生活も普通の人とは異なる可能性もあるのですね。

日本人もその特有の匂いで欧米の人に嫌われることもある。歯に挟まったねぎの匂いが問題にされることもあるのですね。日本人にはどうということがなくとも、嫌いな人には嫌いなのですから仕方がない。そんなことでとことんdisられても困ってしまいます。ここは、お互いに気を付けるしかありません。


5/22追記:日本人の口臭に関して多少追記しておきます。まず、日本人の口臭がひどいというのは世界の常識であると。口臭の原因になる食物として、ニンニク、ネギ類、納豆、酒、コーヒーが挙げられております。まあ、ニンニクやお酒あるいは納豆が匂うのは当たり前とも言えそうですが、ネギとコーヒーは、意外な臭いの原因食物です。

ミッキーマウス!の第五話(なんの?)「トーキョーでゴー!」の1分57秒のあたり、これはひどいですね。東京に来たミッキーマウスですが、なぜか満員電車の中にふんどし姿の力士が乗っていて、ミッキーマウスと対決をする。でその口の中には、様々な食品が歯に挟まっているのが見える。

これは一種のギャグとして描かれているのでしょうが、口臭のひどい日本人という、ある種の差別的表現でもある。ポリティカルコレクトネスに気を使っているディズニーらしからぬ表現であると思います。

まあ、いずれにいたしましても、日本人も匂いに関しては被差別民族であるわけで、このエントリーにつきましては、その差別意識を煽ってどうするのか、との思いに駆られた次第です。まあ、目くじら立てても致し方ないのかもしれませんけど、、、

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