池田信夫氏の8/15付けアゴラ記事「共産主義って何?」へのコメントです。
昭和の時代の「家族的経営」などといっていたころの日本企業が「ミニ共産主義国家」だと思えば間違いないかもしれません。
生産手段、つまりは企業自体は、原則的には株主の所有物なのだけど、実質的運営は「みんなのもの」で、能力に応じて働き必要に応じて取っていた。まあこれはつまり、年功序列という形をとっていたのですね。
で、大谷選手の一億円ではないですけど、社長と平社員の給与の差も、諸外国に比べれば小さい。同じ年代なら、優秀な人も無能な人も、処遇にさほどの差はないのですね。
まあ、こうした牧歌的企業運営が、急速な変化についていけないというのも、共産主義国家が衰退したことと似たメカニズムが作用していたのかもしれません。
とはいえ、旧来の風土を保つ日本企業、まだ命脈を保っているところも多い。この先これがどうなりますか、興味津々です。
なにもかもみななつかしい