長谷川良氏の10/8付けアゴラ記事「ウクライナ戦争は兵器の実験場に」へのコメントです。
ドローンを無力化する道具として「ドローンガン」というものがあります。これ、強力な電磁波をドローンに照射して、電子機器の動作を狂わせること。非常に強力な電磁波を照射すると、半導体デバイスを破壊することも可能です。まあ、それどころか、高温に加熱することだってできるのですね。
第二次大戦の末期、我が国は「Z研究」と呼ばれる秘密兵器の開発を行っておりました。大井川に水力発電所を建設し、当時わが国が世界に先駆けて開発していた強力な電磁波発生管「マグネトロン」でマイクロ波を発生させてこれをパラボラアンテナで東京上空に飛来するB29に照射して機能を停止させるというのがその趣旨だったのですね。
残念ながらこの開発は間に合わなかったのですが、その技術は戦後米国に渡り、台所で大活躍することになったと。つまり「電子レンジ」として役に立ったというわけ。そしてその技術は我が国に脈々と伝わり、最近では核融合のためのプラズマ加熱マイクロ波発生管である「ジャイロトロン」製造に生かされているのですね。
当然気が付くことは、これはドローンガンにも使える。それ以外にも、たとえば核ミサイルが飛来したら、強力な電磁波を照射して誘導装置を狂わせればよい。核ミサイルの起爆装置は気圧スイッチですから、一旦作動してしまうと殺せないかもしれない。そうなりますと、発射をいち早く検知して、敵国上空にある間に制御を失わせるなんてことも考えなくてはいけないかも。それも防衛の範囲内と認めていただきたいけど、どうでしょう。
その他にも、爆撃機なども落とせるはずで、さらに良い点は完全な防衛のための兵器ですから、日本も大手を振って開発できる。さらには、我が国が開発したら、たとえばウクライナにプレゼントすることもできるはず。あ、これ、北のスズキさんには内緒ですからね。
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