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『反逆者』高橋洋一氏

岡本裕明氏の10/22付けアゴラ記事「高橋洋一氏はなぜ人気があるのか?」へのコメントです。


この方の主張は、まとも過ぎるほどまともなのですが、今の世の中での位置づけは『反逆者』的であるのですね。その意味するところは、今の世の中のメインストリームが、あまりまともではない、ということ。この方の主張には、じっくり耳を傾けてもよいのではないかと思います。

まあ、そういう意味では、このエントリーは、少々的を外しております。つまり、高橋氏、人気取りや余の注目を集めることを目的として主張内容を決めているの【ではなく】、正しいと思うことを述べているだけの話なのですね。

今にして思えば、我が国における最大の【反逆】をなしたのが小泉政権だったのですね。これは、バブル崩壊の後始末としてやらざるを得ないことではあったのですが、それまで(ゾンビ的ではありましたが)命運を保っていた名門企業に引導を渡した。時価会計を導入したのですね。

小泉政権の強権的ともいえる後始末があったからこそ、日本経済は、バブル崩壊の後遺症から脱すことができた。そういう時代を内部で生きてきたから、その後のごたごたでも、正論を述べることができるのではないかと思いますよ。

この方に関しては、冤罪事件なのだかそうでないのかよくわからない事件も起きております。この先も、何らかの形で足をすくわれることがあるかもしれない。しかし一方で、日本が再び飛躍の歴史に舵を切ることがあるとすれば、この方も何らかの働きをするのではないかという予感も致します。ここは心配しながら見守るというのが正解ではないかな。そういう意味で、注目されているということは、良くお分かりの方が多いということ。今の日本、それほど捨てたものでもないのかもしれません。

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