中村仁氏の11/15付けアゴラ記事「任命責任を問うどころではない日本政治の質的低下」へのコメントです。
現在の自民党政権が、安倍政権なり、以前の小泉政権なりに比べると、かなり落ちていることは確かでしょう。そしてこの評価は、岸田総理の支持率低下に、はっきりと表れている。
だけど、自民党の支持率は、じわじわと上がっている。その一方で、立民も維新も、支持率を落としている。この事実をどう考えるべきか。まあ、難しく考えることでもない。岸田総理は、あまり高く評価はできないけれど、野党各党に比べれば自民党政権の方がよほどマシ、ということでしょう。
そして、なんだかんだ言っても、岸田内閣はこの国の舵取りをしている。たしかに、副大臣クラスの人物に、ろくでもない方が多々おられたことは事実だけど、一国の運営をまずまずやっているのですね。さして評価はされないけれど。
一方の野党各党は、国家を運営しているわけでもない。批判はいろいろしているけれど、それが国民の支持を受けているかといえばそうでもない。現在の野党各党の存在価値は、限りなくゼロに近い。歳費の分の仕事をきっちりしているかといえば、怪しいものなのですね。
と、言うわけで、ここは消去法で岸田内閣を支持せざるを得ない。岸田氏がいくらひどくても、無政府状態よりはましだし、野党各党にこの国の舵取りをゆだねることにも、国民の大多数は反対している。ない物ねだりをしても、はじまらないのと違いますか?
なぜ阿部さんのまねができないのか