小峰孝史氏の12/22付けアゴラ記事「暗号資産を相続すると、税金は驚愕の○○%ってホントなの!?」へのコメントです。
株式などでも同じ問題が発生します。相続は時価で行うのですが、売却益は購入金額と売却金額との差ですから、含み益がある株式を相続すると、余分な税金を払うことになります。
これを避けるためには、海外法人などという大技を使う必要はなく、危ないと思った時点で(あるいはいつでも)、含み益を表に出してしまえばよい。つまり、含み益のある資産を、今日売って、明日買い戻せばよいのですね。
こう致しますと、購入金額が(昔の安値から)時価にリセットされますから、相続人は、時価で相続して時価で売却することになり、同じ相続税を払いつつも、売却益は出ませんので、こちらの税金はかかりません。
もちろん、被相続人が含み益を出した時点でこれに税金がかかるのですが、その分、相続財産が減るわけですから、相続税が減る。現実の効果は、相続税の節税ということになるのでしょう。
まあ、株取引の場合は、これに係る税金は20%ですから、大した違いではないと言われればそうなのですけど。
含み益はない