岡本裕明氏の1/19付けアゴラ記事「派閥解散は岸田首相の骨頂か、真骨頂か?」へのコメントです。
さて、今日のタイトル「派閥解散は岸田氏の骨頂か、真骨頂か?」でありますが、これは国語の問題でもあります。骨頂とは「骨の頂き」ですから英語ではpinnacleが妥当だと思いますが、この言葉そのものに「至上」という意味があり、supremeが当たるのだと思います。その「至上」にしろ「史上」にしろ最高と最低があるわけで骨頂は「愚の骨頂」といったようにどちらかと言えば悪い方を、真骨頂と言えばよい方を指し示す言葉とされます。
これ、ちょっとおかしくないでしょうか?
AかBか、という言葉は、B = not Aの形で使われるのが普通だと思います。To be or not to be, that is the question.(生か死か、それが問題だ:ハムレット)みたいな。まあ、らんま1/2の九能帯刀のセリフ「天道あかねか、おさげの女か」みたいなのもありますけど、これも双方のうちのいずれかを選ばなくてはいけないという意味で「おさげの女=not 天道あかね」となりますので、「生か死か」と同じ構造をしているのですね。
それをベースにこのタイトルを解釈しますと、「岸田氏の骨頂」=「愚の骨頂」という意味に解釈するしかないような。つまり「岸田氏」=「愚」というわけですね。
あ、これは私の主張じゃないですよ。でも、この解釈にも、さほどの違和感がないところが恐ろしいところです。あ、私が「そうだ」といっているわけではありませんから念のため。
らっぱぱーらっぱぱーイーシャンテン