岡本裕明氏の3/28付けアゴラ記事「為替のことは為替に聞くしかないのだが:152円目前の円安水準」へのコメントです。
このエントリー、最初と最後が面白いですね。
ドル円が一時152円突破ギリギリまで円安となり、1990年7月以来33年8か月ぶりの水準となっています。正直申し上げてここまで円が売られるとは思わなかったので為替は水物、本当に予想は難しいと感じるところです。......
今の円安がどこまで進むのか私はわかりませんが、少なくとも過去の理論値を超えていることは間違いなさそうで、その理論の根底にある諸条件を見直さないといけないと現在のあるべき理論値が出てこないようにある気がします。
今回の円安(この言葉、要訂正:後述)「33年ぶり」という言葉があちこちで聞かれるのですが、この言葉、実に心地よく響くと思われませんか? 何しろわが国で最大の経済問題は「失われた30年」なのですから。
失われた30年から脱却するなら、30年前に戻る。至極当然の話ですよね。上の二つの引用部でおかしなところもそこにあるわけで、「過去の理論値」の「過去」には、33年前は入っていないんだ。
「賢者は歴史に学ぶ」、と申します。「歴史」ってのは、結構長いタイムスパンで見なくちゃいけない、ということもあると思うのですけどね。そうみれば、「円安」は「ドル円の適正化」と表現すべきだと思いますよ。
おせちやった
おせちもいいけど