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「ピクセラ」と「ピクセルC」

最近、ふたたび株式市場に注目しているのですが、この2つの銘柄、面白い動きをしています。(5/2:追記あり)


そもそもの始まり

なぜピクセラなどという会社に興味を持ったかといえば、デスクトップPCでテレビ番組を見たり録画したりするためのチューナーを探していたのですが、最近はUSB経由で外付けするものしかないと言われて購入したのが、XiTと呼ばれる、ピクセラ製のデバイスだったのですね。

昔はAVパソコンなどというものがありまして、後ろにアンテナ端子が出ていて、テレビ番組を見たり録画したりすることができる。同じことを今使っているPCでもやろうというのがそもそもの発端でした。

でも、最近はPC録画というのはそれほど盛んではない様子。XiTを手に入れてからつらつら考えるに、ビデオコンテンツの著作権保護のため、簡単にコピーできるような仕組みはご法度ということになった様子。XiTを使った場合も、ケーブルやモニターが著作権保護に対応していないと、再生が中断されてしまう。まあ、ポップアップウィンドウのボタンをクリックすれば続けて再生してくれるのですが、昔のようなMPEGファイルに落とすなどということはまずやってくれない。これでは簡単にコピーできてしまいますから。

XiTの問題点

しかしこのXiT、ユーザーインターフェースが異常に使いにくい。起動した後ずいぶん待つと「しばらくお待ちください」という全然Windowsっぽくないメッセージボックスが現れ、その後すぐにテレビ番組が全画面表示される。

普通であればESCキーで全画面表示が終って、画面の外側に、さまざまな操作ボタンが現れるのですが、このソフトはそうはなっていない。ここから何か操作をするためには、マウスクリックをして、いろいろなボタンを表示しなくてはいけない。これは普通のPCの操作とは全然違うのですね。

XiTの改良の方向

このユーザーインターフェース、改善するのは訳ないと思うのだが、誰かやらないですかねえ。

まずは、YouTubeっぽくすれば、相当に改善されると思います。立ち上げ直後に全画面表示などにせず、画面は左上において、右側にはチャンネル切り替えやビデオレコーダ操作のボタンを並べておく。チャンネルボタンには、放映中の番組のサムネールでも表示しておくとYoutube的になります。で、下の方にスクロースしていくと番組表が現れる、と。

もう一つの問題は、録画済みの番組を見るにもチューナー立ち上げが必要で、延々と待たされること。テレビの視聴と録画番組の視聴は別ボタンにして、録画済みの番組を見るのは瞬間的に立ち上がるようにすべきでしょう。で、録画画面を見ている間にチューナーを立ち上げておけば、好きな時にボタンを押すと放映中の番組を見られる、と。最近は「タイパ」も重視されているのですね。

ピクセラ株の奇妙な動き

で、本題の株式ですけど、面白い製品があって、今は相当に問題があるけど、解決の可能性も高いとなりますと、これを造っている会社の株を買っておくと、いずれ株価が上昇する可能性も高そうですね、ということで、ここは少し、ピクセラ株を手掛けてみることにしましょう、などと考えた次第。で、いろいろと調べてみますと、この会社の株価は実に興味深い動きをしております。「興味深い」というよりは、「奇妙な」といった方が良いかもしれません。

昨年と今年でチャートの形が全然違うのは、昨年12月27日に1:100の株式統合をおこなったから。つまり、上の図で昨年時点での株価が100円、200円、300円の3つしかつけていなかったのは、1円、2円、3円だったから、というわけですね。で、現在の107円というレベルは、昔で言えばだいたい1円、普通、この株価は倒産寸前の企業の株価ということになります。

それが昨年暮れに1:100の株式統合をして、その後で急騰したのは、ケイマン諸島に本社を置くエボ・ファンドなる会社が新株を安価に手に入れる新株予約権と引き換えに12億円ほどの資金提供をしたため。さしあたりの倒産の危機はなくなった、ということで株価は急騰しておりますが、それでも600円あたり、昔の水準では6円まで上がった、というわけです。その後下げてしまいましたが。

ピクセラ投資大作戦:起動!

エボ・ファンドの新株入手価格は40円などと書かれていますから、今の相場でも少しずつ新株を入手して売っていけば利益を出すことができる。また、karauri.netによりますと、モルガンスタンレーや野村の空売りが半端ではない。彼らがエボ・ファンドとシンジケートを組んでいるなら、売りの程度にもよりますが、この先ピクセラがつぶれても資金回収は完了しているかもしれない。逆に、会社再生に成功したら、比較的早期に株価は急騰することにもなりそうです。つまり、既にエボ・ファンドに発行された新株が処分済みなら、その後の株式需要は、市場から手当てするしかないのですね。

この会社、チューナー事業からは事実上の撤退と、四季報などには書かれていますが、製品の販売は引き続き行うとしております。この手の製品、ほとんど外注で製造できますので、設計さえできておれば、新規に製造することもさほど困難ではない。また、ソフト面では少々問題がありますが、これはPC側のソフトを作り直せば解決される問題であり、これができる会社くらい星の数ほどあるのですね。だから、XiT改良版登場の可能性は引き続き残っております。ソフトさえ改善されれば、この製品、それほど悪くはない、大いに売れる可能性は高い。会社側が気づいていなくても株主提案という手もある。

また、その他の家電などで商売自体は継続しており、エボ・ファンドからの運転資金も手にしたし、直ちにつぶれるということもなさそうです。それで株価が昔の1円。と、いうことは、これ、大化けのチャンスがあるではないですか。まあ、倒産リスクもかなりあるだけに、巨額の資金を投じるのははばかられますけど、なくなってもさして困らない程度の資金であれば、突っ込む価値は十分にある。というわけで、先日いよいよピクセラに参入したという次第。

目標とする株価は、リーマンショック以前の10万円台(2004年4月の高値は277,000円! 現値の1,000倍以上)は無理としても、100倍になってくれたらいうことはない。万馬券よりはるかに出そうです。そこまでいかずとも、10倍程度でも悪くはない。株価が10倍になる企業を「テンバガー」などと言って特別視するのですが、そのちょっと手前で逃げ出すのが高確率で稼ぐ手かも。当然、勢いを見て判断することになりますが、まあ、面白そうな話です。捕らぬ狸の皮算用ですけど、、、

ピクセルC

で、ピクセル・カンパニーズ(ピクセルC)ですけど、こちらも面白い。よく似た名前の会社なので、間違える人もいるのですが、こちらは40円あたりを推移していた株価が4月に入って400円あたりまで急騰、その後大きく下げたり大きく上げたりしております。Yahooファイナンスの掲示板投稿数ではトップになることが多いという、素人好みの銘柄です。まあ、この程度動いてくれると、デイトレードも面白いかもしれません。

こちらは、データセンタ(略してDC)が材料となっている様子で、社長さんが建築風景をXに時々提示しておられるのですが、なんとなくしょぼい印象も受けます。まあ、コンテナ型のサーバを入れるということで、それなら、こんなものなのかもしれません。

いずれにせよ、こちらは当面、ピクセラ一本で行く予定ですが、いろいろと経緯は気になりますので、ピクセルCにつきましても、時々のぞいていこうと考えております。

さて、いかがなりますことか、、、


5/2追記:いったん手じまいしました。全然動かないもので、、、

1 thoughts on “「ピクセラ」と「ピクセルC」

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