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情報技術の極致、マイナカード

岡本裕明氏の9/10付けアゴラ記事「年末調整を止められるか?」へのコメントです。


もちろん、カナダの人が全員、コンピューターに精通しているわけではないので代替手段はいくつか用意されています。

日本の問題は、情報化を推進するサイドの官僚が、情報技術の何たるかを全く理解していないことが大問題なのではないでしょうか。

そもそも本丸のマイナンバーカードにしても、なぜか透明ケースに入っている。健康保険証として使う場合、読み取り機に入れるのですが、この際、いちいちケースから取り出さなくてはいけないのですね。他のカードでは、こんなケースはまず使っていない。

このケースの役割なのですが、透明ケースの所々が不透明になっている。マイナンバーカードをこのケースに入れますと、読まれてはいけない情報が、この不透明部分にきて、読まれないようになる。受験生が暗記をするときに使う「暗記用下敷」と同じ原理です。こちらは、下敷きと同じカラーの印刷が見えなくなる、マイナンバーカードよりは少し進んだ技術が使われているのですが。

ここまで参りますと、今日の情報技術で同じことをするにはどうするかなどと説明することすらばかばかしい。それよりもむしろ、マイナンバーカードと透明ケースを博物館に飾るべきではないかと思います。多分、スミソニアン博物館にもっていったら、喜んで飾ってくれるのではないかな。ほとんど、レヴィ・ストロースのコレクションした陰茎鞘に近い価値があると思います。

1 thoughts on “情報技術の極致、マイナカード

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