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嘘つきは政治家の始りですから

濱田浩一郎氏の10/3付けアゴラ記事「石破茂首相『納得と共感内閣』の嘘」へのコメントです。


以下の言葉がすべてでしょう。「国民の納得と共感を得るべく、常に国民と正面から向き合うように行動する」などというきれいごとを真に受けてはいけません。うそつきは政治家の始まりなどという言葉も、以前聞いた記憶があります。

筆者は政治家が嘘をつく事を一概に否定はしないし、時には必要な事もあるとさえ思っている。また、機先を制する事や策を弄する事も重要だと感じている。

石破氏は、一見、ぼやッとしているように見えるのですが、そのなされていることを見れば、これは相当な策士であると思わなくてはいけません。激烈なゲームを展開している政治の世界で生きるには、このくらいの策士はあたりまえなのかもしれませんが。

今日の衆院勢力は、立民99と維新45がさしあたり自民258に対する勢力で、これにいかにあたるかが重要課題です。ここで早期解散に打って出たのは、野党の共闘を妨害するという意味の他に、対維新で見れば絶好の機会なのですね。なにぶん、万博が思い通りいかず、兵庫県でも困っている。池に落ちた犬には石をぶつける。まさにそれをなさんとしておられます。

もう一つ豹変しているのが経済政策で、金融引き締めと円高による物価対策から考えを改められた様子で、金融緩和を継続し、インフレには補助金で対処する岸田路線への転換を明確に打ち出している。ほとんど高市氏の経済政策なのですね。

あとは、外交をどうするかですが、ここも現実路線に転換すれば来年の参院選対策にもなる。これまでの石破氏の行動を見れば、こういう方向も大いにあり得るでしょう。ここしばらくは石破路線を見守るのが良いのではないかと思います。

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