岡本裕明氏の11/27付けアゴラ記事「Tariff Man(関税男)対策は大丈夫か?:石破首相に交渉は困難」へのコメントです。
日本政府としてはトランプ氏の二国間交渉主義にどう対応するのか早急に体制を整える必要があるでしょう。トランプ氏と交渉できる芯のある交渉人です。本来であれば石破氏がそうであるべきですが、とてもじゃないですが、私には想像できません。では他に誰がいるのか、と言われるとこれまた難しいのですが、個人的には茂木氏か前首相としての岸田氏なのかな、と思います。タフなネゴシエーターとしてトランプ交渉人になって頂くのです。
岸田氏、茂木氏、林氏なら、トランプ氏の相手は務まると思います。だけど、石破氏の下という立場では、そもそもトランプ氏との交渉が成り立たない。ここは、総理総裁の座をこれらのどなたかに譲るしかなさそうです。
石破氏にしても、これまでの総理としての諸業務から、総理という立場がそうそう楽なものではないことを重々認識されたのではないかと思います。これまで気楽な立場で批判してきたのですが、そうそう簡単に理想的な行動ができるわけでもない。そこに気付いただけでも、良い経験をしたと思わなくてはいけない。
健康上の理由で総理が在任期間中に辞任することはないわけではない。石破氏くらいの歳になれば、一応高齢者の仲間入りですから、一つや二つ体に悪い所があるだろうし、総理という激務を考えれば、これを続けると命の保証がない、くらいの診断書を(懇意にしている)医師から出してもらうことだってできるはず。
ここは一旦身を引いて、我が国の難局を適任者に委ね、落ち着いたところで満を持しての再登板、というのが石破氏にとっても(日本にとっても)理想的な道ではないか、と思う次第です。さて、どうされますでしょうか。