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社外でも通用する社員は不要?

城繁幸氏の12/13付けアゴラ記事「いい年してタイミーで時間の切り売りしてる大人ってバカなの?と思ったときに読む話」へのコメントです。


一社しか経験させず、それも複数の職をローテーションさせることで、どんないい大学を出た人材でも「社史とか管理職の学歴卒年次には詳しいけど、これと言って芸のない中高年」に育ちます(以下“20年選手”)。……
なんで会社はそんな人材育成するんだ、と思う人も多いでしょうが、組織にとってはとても便利な人材なんです。本人の都合なんて無視していくらでも使い倒せるから。

要は、頭数さえそろえれば何とかなる。頭の中身は問わない、ということですよね。こんな調子で、企業は稼いでいけるものなのでしょうか。

そりゃたしかに昭和の御代みたいに、何でもやっておれば右肩上がりに成長できていた時代は、社員の頭数と資金力で何とかなったかもしれない。

だけど、情報技術が企業経営のあらゆる場所(設計開発などの技術分野だけでなく、マネージメントや営業からロジなどなど、ほとんどすべての分野)に入り込み、経営環境も急速に変動している時代には、企業も時代に合わせて変化しなくちゃいけないし、そのためには、社外でも通用する力を持った社員が必要なはずなのですね。

結局のところ、企業は社外相手に勝負しなくちゃいけない。社内でしか通用しない社員を集めて、社外と勝負できる企業になれるものかどうか、ちょっと考えたらわかりそうなものですけどね。まあだから、日本企業の多くがオワコンになりつつあるのかもしれないのだが。こりゃ、副業を探すより、本業を探した方が良いかもしれませんね。

1 thoughts on “社外でも通用する社員は不要?

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