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ロールモデルとアンチモデル

倉沢良弦氏の1/8付けアゴラ記事「石破茂、お前はもう終わっている」へのコメントです。


いつ終わったのか?については意見が分かれるところだろう。

最大多数意見は、「最初から終わっていた」じゃないでしょうか。なにぶん、石破氏が総裁選に立候補した理由は、党員票で首位に立って党内に存在感を示すことで、議員人気がないことは当人も百もご存知、決選投票で勝つわけがない、というのが自他ともに認めていたところでした。

それを『党内政局の果てに選んでしまった』のが間違いの元で、総裁になってしまった以上、総理になるのは既定路線だし、それなりの権限も伴う。そうそう簡単に辞めるわけにもいかないのは、全く困ったものと同情に堪えません。

で、石破氏の戦略として、二つのモデル、「ロールモデルとアンチモデル」を意識していたのではないかな? ロールモデルとはお手本で、おそらくは菅氏がこれに相当する。何ら派手なことをしたわけではないけど、しっかり仕事をし、それなりに評価されている。一方のアンチモデルは麻生氏で、支持率の高い内に解散総選挙に打って出ればよいものをずるずると遅らせて支持率を下げ、最後は政権を失った大馬鹿、というのが石破氏の認識、ではないかな?

それが、はた目にも早すぎるように見える衆院の早期解散だったのではないでしょうか。その結果が大負けとは、麻生氏もそうそう馬鹿ではなかったことを証明したような話で、ご同慶の至りというしかありません。で、この先どうなるか、となりますと、これは神のみぞ知る、というしかないのですが、まあ、それほど先の話ではないと思いますよ。

1 thoughts on “ロールモデルとアンチモデル

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