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和暦と西暦の換算方法について

内藤忍氏の1/9付けアゴラ記事「『平成41年』っていつのことでしょうか?」へのコメントです。


令和という年号が素晴らしいという意見を、以前目にしたことがあります。つまり、令和の年代と西暦が簡単に換算できる。それも、絶対忘れないやり方で、というのですね。つまり、「れ=0」「い=1」「わ=8」で「令和=018」なのですね。これを令和の年代に足せば西暦になる。今年は令和7年ですから、「025」つまり「西暦2025年」というわけ。どこの天才ですか、こんな年号を考えた人は!

ちなみに昭和は25を足せばよく、「昭和100年」が「西暦2025年」(つまり今年!)になる。この事実だけを覚えておけば昭和と西暦の換算も簡単ですね。これを忘れないためには、今年は盛大に「昭和百年祭」を祝わなくてはいけません。

平成に関しては、元年が1989年ですから88を足せばよい。この「88」という数字ですけど、「平成(へいせい)」という年号に対する丸谷才一氏の批判がありまして、これを忘れなければ思い出すこともさほど難しくはありません。https://president.jp/articles/-/81500?page=3

丸谷氏の批判は、「は行の音は良くない」というもので、その代表的な悪い言葉として「屁」を上げておられるのだが、これは少々不敬に過ぎる感の無きにしも非ず。でも、結果は丸谷氏の指摘がズバリ的中して、平成年間にはろくなことがありませんでした。それはともかく、「は行の数字」といえば「8(はち)」しかありませんから、88を足すのはわかりやすい。

その他、明治は「いやロッパ(1868)君、明治だよ」を覚えておれば明治元年がわかりますので換算は容易。大正は1911を足せばよいのですが、これはまあ、覚えておく必要もなさそうです。あ、そうそう、今年は紀元2685年ですから、こちらは覚えておいた方が良いかもしれません。その差は660です。わかりやすいですね。


以下、追記です。

丸谷氏の批判、ちょっと追加しておきます。

彼が最悪というのは、「は」行と「え」段。「平成」は、音に忠実に仮名に直せば「へーせー」、「へえせえ」であり、「せ」の子音以外は、は行とえ段なのですね。

このあたり、不敬の誹りを受けかねない話題ですのであまり深くは追求しませんけど、日本語の造詣に深い丸谷氏のご意見は、それなりに重く受け止めなければいけないところでした。

まあ、「そんなの、迷信だよ」というご意見も、それはそれなりに正しいような気も致しますけどね。

1 thoughts on “和暦と西暦の換算方法について

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