八幡和郎氏の3/23付けアゴラ記事「米価を正常化させる『特効薬』はこれしかない」へのコメントです。
かつて沖縄返還交渉では、「糸を売って縄を買う」、つまり、沖縄を返してもらうために繊維産業をアメリカに売ったと揶揄された。それに対してウルグアイ・ラウンドでは、「産業を売って米を買う」、つまり、国際価格の数倍から10倍の米を食べ続けるために、自動車や半導体産業を犠牲にしたわけである。
こういうバカげたことをやって、それで得たものは、日本人の3%に過ぎない農業従事者が収入増にありつくだけで、その他多くの国民は高いコメを買う羽目になる。
一国の経済を発展させるためには、競争力の強い分野を伸ばし、弱い分野を縮小する、ないし改革する、これに尽きるのですね。これを「全体最適化」と言います。
「全体最適化」の反対が「局所最適化」で、個々の部分が相応の権限を有して利害が対立するとそうなる。現在の問題は、経産省と農水省の対立が根本的な問題なのでしょう。
ならばこのようなバカげたことを繰り返さないためには、経産省と農水省を統合するしかない。いずれがよりバカげたことをおこなっているかといえば、それは農水省ですから、経産省にこれを吸収させればよい。問題点は明らかで、解決策も自明。あとは実行あるのみです。
返信がついております。
八幡 和郎
日本人の3%とよくいいますが、専業農家でもほとんどは、退職して年金もらうサラリーマンです。
瀬尾 雄三
八幡 和郎さん
> 専業農家でもほとんどは、退職して年金もらうサラリーマンです。
リプライありがとうございます。
いずれにせよ、輸入米に高率の関税を課して利益を得る人は、日本国民のわずかな比率である米作農家と、コメ関連企業と、これらに天下る農水省の役人しかいない。
ごく少数の人達の利益のために、多くの日本国民が高負担にあえぐ。ばかげた話です。
こんなことは、さっさとやめなくてはいけません。
マリーさんは正しい