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デジャヴ:米国情勢は複雑怪奇

アゴラ編集部の4/3付けアゴラ記事「トランプ関税、日本に24%の衝撃:世界大戦を招いた保護主義の再来か」へのコメントです。


「何を言っているのかよくわからないという印象を受けた」

「欧州情勢は複雑怪奇」ですね。

1939年、平沼内閣はこの言葉を残して総辞職したのですが、さて、歴史は再来いたしますか。

この先は、かじ取りが難しい所ですから、「よくわからない」で済まないことは確かです。


これだけでは何ですから、対応策を追記しておきますね。結論から言えば、まだまだやることはたくさんあります。話はそれほど複雑ではない、きわめてわかりやすい構造をしております。

まず第一に、トランプ氏の主張は、我が国の非関税障壁が、関税換算で46%あるから、これに対抗して25%の関税を課すと言っているのですね。これに対して、日本がひたすら低姿勢に出て、仮に、石破氏がトランプ氏の足の裏をなめたところで、じゃ、少しまけてあげるね、などという話になるわけもない。ここは、あくまで理詰めで話を進めるしかない。

まず第一にすべきことは、46%という数字が出ておりますので、その根拠を問い合わせ、計算式を入手することです。これができれば、対応は簡単。第一に、計算式に誤りがあれば、これを具体的に指摘して、正しい数字に直せばよい。コメの非関税障壁が関税700%相当などという数字は、たぶん間違いですから、これによるディスカウントは一定程度はあるはず。

第二に、非関税障壁として指摘された点が事実であるなら、変更可能で変更効果も大きな点について、先方の意に添うように改善すればよい。これをいくつか含めた案を先方に提示すれば、日本は妥協したという形になり、トランプ氏の顔も立ち、税率をディスカウントしてくれるはず。

まあ、0は難しいにしても、さしあたり10%程度まで下げてもらえば、めでたしめでたしではないでしょうか。頑張ってください。


(4/4:追記)ははあ、「相互関税率 = 輸入額/貿易赤字額」、こういうことだったのね。馬鹿を説得することは難しい。つまりそういうことだ。

論理で対抗することが難しいとなりますと、物理的な手を考えるしかないのだが、さて、、、

1 thoughts on “デジャヴ:米国情勢は複雑怪奇

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