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著作権トラップを巡る知恵比べ

中村仁氏の5/5付けアゴラ記事「ChatGPTの目にあまる二重、三重のミス」へのコメントです。


これは、AI側が著作権トラップみたいなものを仕掛けているのかもしれない、などという妄想にかられてしまいますね。つまり、研究者がAIの出力をそのままコピーして自分の論文として発表したりすると、大恥をかくような仕掛けが施されている、と。

今は極めて稚拙なトラップなのですぐに見破れるのですが、いずれは仕掛けられていることがわからないトラップを仕掛けるようになるかもしれませんから、気を付けなくてはいけません。

著作権トラップ、今日では、コンテンツの権利保有者が「AIによる」権利侵害を検出するために自らの作品の中に仕込んでおく、著作権侵害を検出するための仕組みなのですが、元は20世紀の地図製作者が「架空の町」を自ら作成した地図に描いておいたことに始まる、ということです。https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2408/08/news070.html

今のAIが著作権トラップを仕掛けているとして、地図製作者による架空の町もAIによる間違った回答も、まあ、似たような話ですから、AIのトラップ技術は20世紀レベルと見做すことができるでしょう。でもいずれ進歩することはほぼ確実。なにぶん、AIにも、最新の著作権トラップ技術に関する論文が見えているのですから。いずれは、これを回避しつつ、逆に似たようなトラップを仕掛けてくる可能性は高い。

さて、AIと人類の知恵比べ、どちらが勝ちますでしょうか。私には、人類が勝てるようには、とても思えないのだが、、、

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