岡本裕明氏の5/28付けアゴラ記事「予言、預言、予知、予想:『私が見た未来 完全版』が話題になるわけ」へのコメントです。
近い所では、2012年に人類が滅亡するという説がありましたね。これ、マヤの長期歴が2012年の年末ごろに終りの日を迎えることから、彼らが人類の滅亡を予言していただろうとの推測によるものでした。何でマヤの人たちにそんなことがわかるのかは、ちょっと不思議な話ですが。
で、その原因として考えられていたのがベテルギウスが近々超新星爆発をするであろうとの予測で、こちらは天文学者の言うことですから、科学的な話だし、確度は高い。
ベテルギウス、地球に近いと言っても600光年かそこら離れており、爆発してもさほど影響はなさそうなのですが、特定の方向にガンマ線バーストが射出されるということで、これが地球に降り注ぐと人類は滅亡してしまう、ということでした。
まあ、天文学者の言う、「近々」が「10万年以内」という意味だったのはご愛敬。ビッグバンからこっち、138億年ほど経過しておりますから、10万年など、これにくらべればあっという間の話です。
もちろん、人間の寿命に比べれば、10万年は十分に長い。そもそも、ガンマ線バーストがこっちに来るかどうかも分からない。この手の話は、あまり心配しても始まらないでしょう。そもそも、実際に起こっても、手の打ちようもないのですから。
(6/20追記)ふうむ、こんなウェブページもありますね。ベテルギウスの超新星爆発は、さほど重大な影響を人類には与えそうにありませんけど、全く関係ない、というほどに安全な話でもなさそうです。
1999