アゴラ編集部の6/11付けアゴラ記事「揺らぐ国民民主、山尾志桜里氏の参院選公認を取り消し」へのコメントです。
山尾志桜里氏氏の問題に関しては、不倫部分が大きく取り上げられておりますが、本来は男女関係など個人的な問題で、議員秘書を手籠めにしたなどというような、代議士という職業に絡む問題であれば大問題ですが、これと無関係なところならそうそう問題視することも有りますまい。相手の配偶者の自死に関しては、これは相手の問題で、山尾氏がどうこうできるものでもない。
もちろん、不倫はモーゼの十戒に反しますし、日本でもごく普通の倫理道徳にも反するのですが、これを良しとする思想もあり、いずれを受け入れるかは個人の良心の問題です。たとえばモーニング・エンジェル(Angel Of The Morning)などという素敵な歌もありました。こういう歌をじっくり聞けば、「不倫は文化」などというどなたかの言葉も、全くの嘘ではないと思えるでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=jVaJAI2IHvk 歌詞:https://www.kkbox.com/jp/ja/song/9Xb3n7gy3wYrBrZ5ZB
そんなことよりも、山尾志桜里氏の大問題は、議員パスの不正使用という公費の私的流用や、捨てられていたガソリン領収書で経費を請求するという詐欺行為をしたという疑いがもたれており、この疑いを晴らす明確な弁明も行われていないことなのですね。
少し前には、旧安倍派議員を中心とするパーティー券代のキックバックの問題が大きく取り上げられておりました。これを責める側の野党が、山尾氏の疑惑を晴らさないまま、来る選挙に公認してしまう。このダブルスタンダードこそ、政治家としては致命的だと言えるでしょう。あ、これは、不倫仲間の玉木代表にとっても、なのですね。
そういえば、そもそも不倫行為をもって公認しない、などということになりますと、玉木代表も来る総選挙では公認できないことになってしまいます。ここは、不明朗な金銭問題一点に問題を絞るのが良い作戦のように思えますし、そうなら、最初から何で公認したんだ、などとも思ってしまいます。何をやっているのでしょうね。
Tohru Ikuta
「不倫は個人の問題だから、、、」とのご意見のようですが、アメリカ大統領選挙でも、かなり前ですが候補者の不倫が原因で予備選で落ちましたね。アメリカ国民もそれなりに判断しているということでしょう。そのような人物に国政を任せられないということでしょうか?
瀬尾 雄三
Tohru Ikutaさん
> 不倫は個人の問題だから、、、」とのご意見のようですが、アメリカ大統領選挙でも、かなり前ですが候補者の不倫が原因で予備選で落ちましたね。アメリカ国民もそれなりに判断しているということでしょう。
日本は政教分離ですけど、米国はキリスト教が国是です。前近代的だとは思うけど、大統領宣誓も聖書に手を置いて行うお国柄。「汝犯すなかれ」も守らなければいけないとするのが共通認識ではないかと思います。
とはいえ、これだけ多様性が尊重される世の中になっておりますし、米国にだって、キリスト教以外に、ムスリムあり、ヒンズー教徒あり、仏教、神道いろいろありますから、いずれはモーゼも力を失うのではないかと思います。
まあ、このあたり、何でもありの日本が精神文化においては世界最先端であるとみる人が国際的には結構多く、そのアナーキーさが日本文化の一つの魅力であったりするのですね。日本を訪れた外国人観光客はそんなことを考えながら、渋谷ハチ公前交差点のスクランブルを渡っていたりするのではないかと思います。
そういえば、先にあげたモーニング・エンジェルも、不倫容認の歌詞なのですが、米国でも受け入れられている。クリントン元大統領のような職務に絡んでの不倫や、未成年者を相手にする場合はともかく、それ以外は個人の良心に委ねるというのが国際的にも進んだ考え方であるように、私には思えます。
hurim