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誇大妄想的な人が多いのでは?

アゴラ編集部の8/17付けアゴラ記事「石破首相『俺はこの国を滅ぼしたくない』から続投:『無敵の人』を止めることはできないのか」へのコメントです。


最近の政治家、メディア関係者に、誇大妄想(GD)的な人が多いとの印象があるのですね。これ、自分をナポレオンだと思い込むなどすれば完全な病気なのですが、病気のレベルには達しない、誇大妄想的思考は「健康な一般人口の10%以上」が経験しているといいます。https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0272735811000481?via%3Dihub https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%87%E5%A4%A7%E5%A6%84%E6%83%B3

己の思想や判断力に自信がなければ政治家は務まらないのは確かでしょうけど、現実をはるかに超越した自信を持ってしまうのはGDの範疇に属するでしょう。

また、メディア関係者や評論家の中に、自らが正義の側にあることに対する絶対的と思えるほどの自信がしばしば見受けられるのですが、この複雑な社会の問題に対して、何が正義であるのか、絶対的な自信をもって口にできるのは、これもある種のGDであるように思えます。

自分がナポレオンだと思い込んで病院の一室で生活している人は、ある意味無害であるともいえます。これに比べると、症状が軽く社会活動をしており、責任のあるポジションについているGD的傾向の人が始末に困る。本人に自信があるものだから、他人の批判をまじめに取り合わないのですね。

こうした問題を避けるためには、自分自身がどれ程優れていようと、人は間違いをしでかす存在である、との基本原則を忘れず、他人の声に耳を傾け、その批判が理にかなうかどうかを検討することが大事でしょう。何分、己に自信があるならば、そのくらいのことはできて当然。優れた人は、人間的にもできていて当然じゃありませんか?

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