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総裁選前倒しで三方一両得の道

アゴラ編集部の9/6付アゴラ記事「総裁選前倒しへ賛成140人超:石破首相は『解散』発言で混迷」へのコメントです。


賛成派議員は「選挙結果の責任を明確にし、新体制を立ち上げるべき」と主張し、反対派は「政治空白を避け、当面の課題に集中すべき」と訴えています。石破首相は続投の姿勢を崩さず、「総裁選になるくらいなら解散する」と発言しました。しかし、総裁選は党内手続きであり解散では阻止できないため、発言は脅しと受け止められています。加えて、解散は国民を再び大規模選挙に巻き込み、真の政治空白を招くとする批判も強まっています。

これは、一見八方ふさがりのように見えますけれど、事態打開はそれほど難しいことでもないように思えます。三方一両損(得?)のような道だってしっかり存在しているのですね。

どうすれば良いかと言えば、石破氏が自民党総裁を辞任する、ただし、総理大臣は辞任しない、簡単な話です。これで、選挙結果に対する自民党総裁としての責任はきっちりとったことになるし、総理は引き続き務めるのだから、政治空白も生まれない。

その先がどうなるかと言いますと、当然、総裁選になるわけですが、石破氏もしっかりと立候補する。推薦人が心配なら、総裁辞任に先立って、岸田氏や菅氏などに推薦人確保を約束してもらえばよい。石破氏は国民的人気が高いとの自負があるはずで、世論調査結果もそうなっている。石破氏が圧倒的多数で総裁に再任されれば、反対派もこれ以上文句は言えなくなる。仮にほかの人が自民党総裁に選ばれた場合も、石破氏が総理を辞任して新総裁を総理に選びなおせばよい。ここには、政治的空白も混乱も生じないのですね。

すべてにおいて、簡単な話であるように思えるのですけど、なぜこれができないのか、そこが大いなる謎です。だいたい、対立を深めるだけ深めても、お互い大いに傷を負うだろうし、日本という国にとっても被害甚大なのですね。これがバカげたことであることに、早く気が付かなくてはいけません。

1 thoughts on “総裁選前倒しで三方一両得の道

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