岡本裕明氏の9/6付けアゴラ記事「自民党の内乱、その行方は?:『おじいちゃんとおばあちゃんの党』から脱却できるか」へのコメントです。
石破氏が男なら総裁選で自らがもう一度立候補すればよいのです。私は絶対に負けるとは言い切りません。1-2割程度の勝ち目はあると思います。なぜなら対抗馬が絞り込めないからです。石破氏は挑戦を受けて立つ、というスタンスでよいのです。それで負ければスッキリするでしょう。何を考えて解散を口走ったのかわかりませんが、それは総裁選後に決めればよろしいことです。
なるほど。「美学」というものも大事ですね。特に政治家のような人気商売では、美学こそすべてと言っても過言ではないでしょう。
この辺りを勘案すると、石破氏として(総裁選前倒し投票での負けを悟った際の)最も格好の良い引き際は、(1)総裁を辞任するけれど総理は辞任しない、(2)新総裁誕生後に国会を開催して『解散する』。これじゃないかな。いわゆる、引き際の美学、ですね。
誰にせよ新総裁が誕生していたら、自民党人気が盛り上がることが期待される一方、野党は全然準備ができていない。そこで解散を打てば、自民党が票を伸ばす可能性が高い。うまくすれば、過半数議席も取れるかもしれません。
このケースでは、自民党総裁が交代したから改めて国民に信を問うという意味で解散の大義名分はあるし、「解散」などというおかしなことを口走った伏線も回収されてリセット。自ら辞任しているので敗戦の責任はきっちりとって、リカバリーショットまで打つ。自民党の皆さんは、石破氏を名宰相であったと、大いに持ち上げて末代まで語り継ぐのではないかな? ま、最後のところは責任持てませんけど。
美学