北村0隆司氏の12/12付けアゴラ記事「日本は吠える必要のない強い犬:日本を知らない高市発言」へのコメントです。
今、永田町からは「弱い犬ほどよく吠える」を地で行くような勇ましい言葉ばかりが聞こえてくる。その筆頭が高市首相による一連の「台湾有事」発言だ。
これは別に「吠える」というようなものではないでしょう。野党の質問に普通に応えているだけで、その内容も、従来の方針から何ら逸脱していない。それを大騒ぎしているのは野党や左寄りのマスメディアで、当初の朝日の報道は、フェイク気味ですらありました。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13322427478
むしろ、このエントリーのような記事に「吠える」という印象を私は受けます。そしてこれは、どちらかと言えば有害な吠え方なのですね。
と、言いますのは、この手の技術は、ひとたび供給リスクを意識したときには、研究開発リソースを投入することで、獲得することが不可能ではない。レアメタルのような「元素」は、他から合成することが難しいのですが、フッ素の純度を上げることやフォトレジストは技術でどうにかなる。それなりの研究者がそれなりに努力すれば、の話ですけど。
だからこれらの技術は、安価にふんだんに提供し続けることが大事です。まあ、一朝事あるときには供給が断たれるかもしれませんけど、そんなことは今考える時ではない。お客様には、揉み手をして、はいはい、と言っておけばよい。これが普通の対応というものです。