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公営ギャンブルは社会的意義も

黒坂岳央氏の12/27付けアゴラ記事「『宝くじ購入者をバカにする人』が見落としていること」へのコメントです。


宝くじは、僻地の医療や社会福祉のための費用を集めるために行っている、と考えれば腹も立たないのではないでしょうか。ただの寄付では面白くないから、半分くらいはドカンと大金にまとめて還元する。双方win-winの関係がそこにはあります。

だいたい、公営ギャンブルというのはそういうもので、競馬は軍馬育成、競艇は船舶技術振興、競輪は機械技術振興、オートレースは自動車技術振興のために行っているのですね。少なくとも、建前はそうなっている。まあ、今どき軍馬育成もないものですが。

一方で、これらのギャンブルがある種の文化として根付いているという側面もあり、競馬を今さらやめろというわけにもいかない。競輪も、立派なスポーツ競技の一種目になっているわけですね。ラスベガスに代表される、いわゆる「カジノ」も、文化という意味では、必ずしも否定しきれるものではないでしょう。

さて、ではパチンコはどうかと言いますと、こちらはゲーセンと同じくくりにできそうです。ただし現行のパチンコには、景品を換金するという裏道があり、事実上のギャンブルとなってしまっているのが問題です。コンプライアンスに厳しい昨今では、パチンコ景品の現金化は、禁止されても仕方ないのではないでしょうか。少なくとも、換金専用の景品があるなんて、かなり違法性が高いのではないかな。

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