米国の提案は、国連の支持は得られそうにありませんが、ブッシュは、国連決議がどうなろうとも、イラクを攻撃するんだといっています。国連決議が出ない場合も、日本は軍事的貢献をせざるを得ないのではと心配しています。イージス艦、まさか逃げ出すわけにもいかないでしょうからね。
北朝鮮の問題があり、日本は米国と同一歩調をとらざるを得ない、という事情はあるのでしょうが、国連の支持なしの軍事行動というのは、日本にとって、これまでにない行動様式なんじゃないでしょうかね。
まあ、軍事的には、米国が圧倒的優位であるのは確かでしょう。しかし、足元に火が点いているのもまた事実です。
昨日の株式市場、イラク侵攻不可避とのニュースで、暴落していますけど、今日の情報は、それをますます確かにしており、月曜の市場は更に下げそうです。この下げは、イラクの問題だけでなく、不景気や、特に銀行の影響もありますが、株が下落すると、企業の決算を悪化させ、銀行の経営をますます悪くします。なにしろ、3月末は、多くの企業の決算時期で、株が下落すると評価損が出てしまいます。
日本は戦争の直接被害を受けることは少ないでしょうけど、計り知れない経済的打撃を被ることになりそうです。