先日の話、マニアのページに紹介したところ、子供のナミコギセルは殻が薄く、中身が透けて、茶色っぽく見えると言うことです。成長すると、殻が厚くなって中が見えなくなり、殻に傷も付くので白っぽく見えると。
さすがにマニア、こんなマイナーとも思えるような情報、よくお持ちですねえ。おかげさまで、かつては不思議な生物であった陸上の巻貝、ナミコギセルに関する疑問、ほとんど氷解しました。
世の中には、まだまだ、私達の知らないこと、一杯あるんですね。
鎌倉のキセルガイに関する情報、マニアの掲示板に書いたのをこちらにも。
鎌倉市役所からメイルが届きましたので、その内容を簡単にご紹介します。
・鎌倉地域内でのナミコギセルの生息状況については、把握できていない
・仮粧坂付近で殺虫剤を散布することがあれば、配慮していきたい
・同じキセルガイ科のナミギセルは、鎌倉市内の西御門や腰越地区などで、
落ち葉の下に生息しているのが確認されている
・このナミギセルについては、中学校の理科の副読本「鎌倉の自然」に掲載している
市長を差出人とするメイルで、一瞬びっくりしましたけど、まさか市長がキセルガイのメイルを書いたりしてるわけ、ないですね。
で、化粧坂に薬を撒くときは注意してくれるとのこと、まずは良かった。コレは、私の想像だけど、多分、調査もしてくれるでしょう。ここ、市営の公園で、すぐ近くの源氏山には、公園管理事務所もありますから。
しかしこのメイルで、ちょっと疑問に思ったことは、ナミコギセルとナミギセル、これ、違う種類ですよねえ。で、鎌倉にいるとしたら、どちらでしょうか。私はナミコギセルのような気がするのですが、ナミギセルなんでしょうかね?
まさか、理科の副読本を書くような専門家が間違っているとも思えないし、真実は、果たして、どちら? ま、両方いるのかもしれないけど、、、
この生物、ナミギセルである可能性も出てきましたね。西御門に腰越、そして化粧坂、これ、鎌倉時代の街道があったところ。西御門は幕府の置かれた辺りだけど、腰越も化粧坂も、京に向かう鎌倉の出入り口。
鎌倉武士が、無事に帰還出来るよう、お守りに持っていったナミギセルかもしれませんね。で、無事に帰れたので、鎌倉の入り口で放してやったと、、、
お守りにするキセルガイ、誰かが飼育していたんでしょうね。キセルガイ、生命力が旺盛なだけに、飼育も容易だとか。
おそらく神社の娘さんあたりが、甕の中に何十匹かのキセルガイ、飼育していたんじゃないかなあ、、、なんか、絵になる光景ですね。で、京に旅立つ若武者に、ひそかな恋心を抱いていたりするんですね。このあたりに来ると、妄想ですけど、恵美ちゃんの事件帳、鎌倉時代編を書いてみようかなあ、、、