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ヤフー顧客情報流出あれこれ

情報技術の社会への影響を探ろう、というのがこのページのテーマですけど、顧客情報の流出というのは、これまで扱いませんでしたね。そんなこともありまして、今回の事件、いろいろと興味深く眺めています。

事件そのもののご紹介は、ヤフーの説明に譲るとして、その周辺情報、面白いものがあります。

ヤフーは、被害者(400万人!)に5百円の金券を配るといってるのですが、どうやらこれは、ホームページにアクセスして、請求する仕掛けの様子。流出したデータベースを把握していれば、こんな面倒なことをしなくても、さっさとお詫びの手紙、送れるはずなのに、なんか、変ですね。実際に配られたお詫びのお金、どのくらいになるか、興味深い所です。

一方、5百円では騙されないと、集団訴訟を起こそうなんて提案もされています。でもこれ、ヤフーファイナンスのソフトバンクの掲示板に投稿されたもの。賠償金は1万円(+訴訟費用5千円)だなんて主張しているんですけど、ソフトバンクの株価を下げようという、売り方の作戦かもしれない。

共産党のしんぶん赤旗が伝えるところによれば、捕まった業者、創価学会の関係者で、共産党に対する盗聴の前科がありと。政治が絡んできそうな話でもありますね。

しかし、ヤフー、IDの使いまわし常態化だ、なんて、滅茶苦茶お粗末。エミちゃん#2に、これに似たパスワード管理の甘さを書きました。
これはフィクションなんですけど、こんなことって、結構、現実にも行われているんですね。