「甘い檸檬の法則」と「すっぱい葡萄の法則」ってご存知でしょうか。これ、心理学の法則なんですけど、古い寓話に基づいているんですね。
甘い檸檬の法則ってのは、、、
昔々狐が歩いていると、道端の木に、たわわに檸檬が生っているのを見付けました。これは美味しそうだ、そう思った狐は、一生懸命檸檬を取ろうとしたのですが、どうしても取ることが出来ません。ついにあきらめた狐は、こう考えました。「あああ、取れないや。きっと美味しい檸檬なんだろうな」
で、すっぱい葡萄の法則ってのは、、、
昔々狐が歩いていると、道端の木に、たわわに葡萄が生っているのを見付けました。これは美味しそうだ、そう思った狐は、一生懸命葡萄を取ろうとしたのですが、どうしても取ることが出来ません。ついにあきらめた狐は、こう考えました。「ちぇ、取れないや。でも、どうせすっぱい葡萄に決まってら」
これ、ずいぶんと矛盾したような法則ですけど、人間心理の一面を表してますね。つまり、叶わぬ希望、ますます思いが募るものだけど、理由を見つけてあきらめる、実らぬ恋、なんてのもそうですね。思いが募って、夢にまで見て、夜中にがばっと起きる、でもそのうちに、相手の欠点を見つけて、自分自身を納得させる、そんなモンなのですよ、人間なんて。
しかし、檸檬(レモン)に葡萄(ぶどう)、どちらも難しい漢字ですね。