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イラクにおける邦人誘拐事件、感想

まだちょっと早いかもしれませんが、3人を無事解放との発表、コレ、一件落着ですね。そこで、手回しよく、まとめをしちゃいましょう。

ポイントは3つ。

1.イラクの人間、イスラムゲリラといえども、話せばわかる、ということ。
2.政府の一貫した対応、大正解でした。小泉さん、全ての人に良い顔できました。
3.民間ボランティアには、イラクは危険。自衛隊派遣の正当性を証明した事件でした。

1に関しては、特殊部隊頼みしかないか、との見方も強かったのですが、粘り強い説得の努力、結局コレが奏功したわけですね。ペンは剣よりも強し、この言葉、日本政府の座右の銘にすべき言葉です。

2に関して、動かずの一手、結局正解。3人への批判めいた発言がなかったことも大正解。この事件を通して、日米間の信頼関係が強化されたことも思わぬ拾い物だし、イラクの人々の間に、日本の立場に関する理解が広がったことも、大きな収穫。

3に関して、理想を言えば、軍隊など使わずに、民間レベルで復興貢献すべきなんでしょうが、イラクは少々危険に過ぎるということが証明されてしまいました。結果的に、日本のイラク復興援助、武装した自衛隊の手でやるしかないということですね。

まったくこのゲリラ、馬鹿なことをやったものです。事前の情報収集、全くなっていない。インターネットには、自作自演説なども流布してますが、コレはないと思いますよ。こんな事件、イラクの緊張を煽るだけ、3人が表明している平和志向とは反対の行為です。

終わり良ければ全て良し、まだちょっと早いかもしれませんけど、そんな言葉が今回の事件にはぴったりなのかもしれません。