これ、犬じゃなくて、東アジア共同体の流儀。昨日の経済新聞にありました。ちなみに、吼える、とは議論すること、噛み付くとは軍事的解決を図るということ。
東アジア共同体、拡大するEUに対抗して考えられているものですけど、もちろん、EUほどには本格的なものではない。商売中心の枠組みなんですね。
その嚆矢は、東アジア諸国の通貨危機に日本が手を差し伸べたアジア通貨基金構想、これに米国が猛反発をした、そんな過去に対する反発があるのですね。考えてみれば、この米国の反発もひどい話。アジア諸国の間で解決する、そんなやり方に水を差すわけですから。しかも、危機の発端はアメリカの投機筋、、、
でも、むちゃくちゃな行為、被害者を賢くする効果はあるのですね。東アジア共同体、どんどん進めましょう。これ、関係各国には大きなチャンス。
実は、東アジアの経済環境、ものすごく良い。米国は近くに中南米という後発地帯を抱えているけど、犯罪多い、ヨーロッパはアフリカがあるけど、ここも泥沼化している、東アジアの抱える内陸部、これは、まさに発展に向かうところ、有望な市場であり、これから工業化が進む地帯なんですね。
もう一つ良いのは、この構想、一人勝ちじゃないから。つまり、中国が豊かになりつつある。これは、競争相手でもあるけど、巨大な市場がそこにあるのですね。経済で先行する日本、工業化の進むアセアン、巨利を得る場がそこにある。
もちろん、競争も激しくなります。だけど、誰にもまねの出来ない技術、持っているところは強い。逆に言えば、日本の生きる道、知恵を出すしか他にない。こんなこと、資源のない日本には、ずっと前からアタリマエのことだったんですね。
で、知恵の出せる奴はますます栄える。結構な世の中ではないでしょうかね。
ふうむ、東アジア共同体、ね、、、大東亜共栄圏、ってのが昔、あったが、、、