そもそもこんなことを始めたのは、ネットの研究から、ネットの社会、新しい社会なんですね。実に興味深い。で、そこでの人間関係、かなり厳しいものがあるのですね。初期のネットでも、喧嘩で傷つくヒトが、沢山いたのです。
ま、私的にはネットの喧嘩を解析して論文を書きました。で、学位をいただきました。でも、じゃ、さようなら、とはいかない。ネット、ますます世界に広がり、ネット人口も膨張していました。ネットの喧嘩、納まる気配が見えません。それどころか、拡大する一方。
まあ、こんな日記を書いたところでどうなるとも思えないのですが、それでも何人かのヒトは読んでくれる。一応、1万ヒットもありました。その中には、何かを感じ取ってくれたヒトもいるだろうし、もしかしたら巻き込まれたかもしれないネットの喧嘩、無事に避けることが出来たかもしれない。
ま、多くを望まなければ、それなりに、意味のあることじゃないかと思うのですね。それに、日記を書くという行為、自分自身の考えをまとめるのにも役に立つ。で、後で見返すことも出来るわけですから、楽天さんには感謝です。
で、ネットの喧嘩の原因は文化の違い、これ、実に、今問題となっている、戦争の原因でもあるのですね。
ふうむ、ネットの喧嘩、うまく収める手が見つかると、世界平和が実現するかも、、、ま、簡単ではないでしょうけどね。
この文化の違いが喧嘩に至るプロセス、といいますか、そもそも文化とは何で、違うというのはどういうことで、それが違うと、どういう問題が起こるのか、なんてことがじつのところ、学問的な興味があるところですが、これを書き出すと長くなります。HPにおいた論文をご参照ください。
この論文、面白いことは、メッセージのキーワードを分析することで、特徴(そのメッセージが所属する文化)を見つけ出そうというのですね。で、議論が続く過程で、文化の指標が振動する、これが喧嘩だというわけです。文化を異にするヒトが、互いに相手に歩み寄ることなく、同じ主張を繰り返し相手にぶつける、これ、国際関係でもよくあるパターンなのですね。
で、どういう風にすれば良いかという処方箋、一応論文にも書いたのですが、これは論文の趣旨じゃない。そんな話、簡単に結論が出るわけがありません。
ということで書いたのが「レイヤ7」、実にこのSF、論文の続きなのですね。ま、小説なら何を書いても良いですから、少々あやふやなことも、あたかも真実であるかのごとく、堂々と書けちゃうんですね。ま、ですからこれ、多少の懐疑的ココロを持って読んでくださいね。もちろん、フィクションですので、そういう楽しみ方もあるのだが、、、
ありゃりゃ、前振りをしていたら、長くなってしまいました。本来ここに書く予定だったこと、明日にでも書くことにいたしましょう。