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ダイバーシティ(多様性)の時代に、、、プロ野球雑感

楽天ライブドアのヤフーファイナンスボード、面白いですね。な~んてことを言っているとぶっ飛ばされそうだけど、楽天のボード、どうやらライブドアの信者が紛れ込んでいて、かき回している様子。ネットコミュニケーションの研究者としては、見逃せない事例ですね。

この対立、例のプロ野球の問題で楽天・ライブドアが衝突しているのですね。

さて、プロ野球のストライキ、解決しました。来期パリーグ6球団の方向が出たから、、、で、さしあたり入れるのは1球団。ライブドア、いち早く手を上げたのですが、その後楽天が参入を表明、しかも、ライブドアと同じ仙台本拠地と、、、

でも、楽天とライブドア、比較すれば楽天の勝ち。ライブドア、怪しすぎる、、、近鉄を買うとか、ナベツネが裏で動いているのだろうとか、いろいろと話は出ているのですが、アトだし、汚いなんていっても仕方ない。

この先のパリーグ、近鉄をどうするかが一つの注目点ですけど、つまり、オリックスが統合するのか、楽天が買収するのかですけど、いずれにしても、近鉄の残党、かなり楽天が吸収して仙台本拠地で決まり。アトは、来年、シダックスとライブドアがどう頑張るか、ですね。

私の推理では、ライブドア、今回の騒動で既に十分利益を得ている。楽天に決まりということで、撤退じゃないかな? ま、ダイエーの経営ピンチとか、シダックス、なんてのもありまして、この先、イロイロな動きはあるのでしょうけどね。

今回のプロ野球の一連の騒動で浮かび上がってきたのは、ナベツネに代表される、古い経営者、と、ライブドア、楽天といったネット企業を動かす新しい考えのヒト達とのギャップですね。「俺は知らん」というナベツネの一言、このギャップを象徴しています。でも、新聞社にしたところで、創業当時は怪しげな企業と見做されていたのですね。

時代は動いておりまして、特にこの10年の動きは実に急速、ビジネスの世界でも、新しい考え方を取り入れていかなくては、時代に取り残されてしまいます。野球ビジネスもそうなのですね。

イロイロな考えのヒト達がいる、ということを意識すること、多様性(ダイバーシティ)の存在を認め、異質な人々ともコミュニケーションが出来るようにすること、これが21世紀の課題でしょう。

かつて世界を支配した西欧キリスト教文明も、異文化の存在を無視できない。この問題が端的に表れているのは、対イスラム、中東においてなのですが、日本も実は、西欧から見れば異文化の世界、これを西欧文化に合わせるのではなく、日本の独自性を意識し、世界に対して主張出来るようにすること、これは、日本人に課せられた、今後の重要な課題でしょうね。

でも、自らの独自性を主張するためには、他者の独自性も認めなくちゃいけない。多数の独自性を認めること、つまり多様性を認めることが出発点なのですね。

おりしも、IMFが日本に移民を認めては、なんてニュースがありました。移民が増えると犯罪が増える、変な奴が隣に来るのは困る、なんて反応がすぐに出てくると思いますけど、こんな時代、やはり要求されるのは、多様性を認め合うこと。

結局のところ、21世紀はダイバーシティ(多様性)の時代である、もう百年もすれば、そんな認識が固まるのではないかと思いますよ。