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週末、まとめて相場を読む。で、ライブドアは、、、

今週の株式市場は、水曜の大きな下げを後半に戻す、行って来い、の展開、しかし、トヨタは戻さないし、武田は下げない代わりに上げもしない、トムスもほぼフラットと、私の持ち株、あまりぱっとしない一週間でした。

水曜日の大きな下げは、まず、原油の$52を超える急騰、その理由は、米欧の寒波、ということで、NYの株価、急落しました。同日、円も急騰し、日本の株価、大いに下げたのですね。

しかし翌日の米国消費者物価指数の発表、これがインフレ懸念を打ち消す内容、先週の生産者物価指数の急騰で懸念された、大幅金利引き上げ不安を解消、以後の米国株価の急騰に繋がり、円も下げ、日本株も上げる結果となりました。

来週は、月曜日の鉱工業生産指数発表に注目、良ければ株が上がるし、悪ければ円が下がる、な~んて、楽観的に見ておりますが、逆もありえますね。

このところ市場関係者の間に広がった日本株の割安感、オイルダラーの日本株買いもちらほらと出てきた様子、また、現在のNYマーケット、ダウ、ナス共に上げておりまして、

、、、、、、ふうむ、今日発表の米4QのGDP、予想を上回る3.8%成長、ですか、、、、、、

まず、来週の相場、強気と見ておいて良いのではないでしょうかね。特にトヨタ、今週の戻りが遅れておりまして、来週は大幅高、と読みます。

と、まあ、恒例の相場全体はそんなトコなのですが、今週大いに注目したのがライブドア、先週末のTVで叩かれたから。実は、連日、買い注文を入れていたのですね。約定しませんでしたが、、、

今週のライブドアを、千載一遇のチャンス、と読んだ理由は、テレビに出てきた評論家たちの頓珍漢な発言、その影響力を過大評価しちゃった。

このヒト達、反ライブドアの立場のヒト達だったのかもしれないけど、「乗っ取り=悪」というような先入観が、まず問題なのですね。

株式会社は株を持つ人達のモノ。株式を公開する、ということは、誰にでもその会社、売りますよ、という意味なのですね。売っているものを買って何が悪い、というのが事の本質です。

時間外取引を企業買収に使う、ということは、想定外のケースかもしれないけど、法律には反していない。これは、金融庁も認めていること。むしろ、今週のフジテレビの取った措置の方が、違法性は強いと思われます。

これらの私の認識、ニュースに現れる論調とは異なっておりまして、もしも私が少数派であって、かつ正しいのであれば、大チャンス、ライブドア株で大儲けできるはずなのですね。ところが実はそうでもない、株を扱っている人の、かなり多くのヒト達が、私と同じ考えの様子、この相場、簡単に儲けさせては、くれません。

で、来週の見通しですが、まず、ライブドアの差止請求、これは認められるのではないかと予想しております。また、ニッポン放送の株価が6千円台の下あたりであれば、ライブドアの株買いが続き、50%以上の株を押さえる可能性もあります。

ポイントは3月末、この時点で50%超の株式を押さえたらライブドアの勝ち。もちろん、差止請求が認められなければ駄目なのですが、3月末の持ち株比率に応じて、株主総会の議決権が決まりまして、50%を超えていれば、役員全員を入れ替えることもできるのですね。

で、このような場合、フジテレビは取引を中止する、と言ってるのですが、このような行動が果たして正しい行為であるのか、大いに疑問なのですね。

さて、ニッポン放送の買収合戦の裏に隠れた形のリーマン・ブラザーズ。ここに発行したライブドアの転換社債、これがどうなるかが来週の注目点。

普通に考えると、リーマンはライブドア株を大きく空売りし、株価が下がったところでライブドア株に転換、再びあげてから売る、まあ、そんな展開が普通でして、2年前のメガバンクなどでも見られた作戦。来週は、いよいよこの展開に突入するのではないでしょうかね。

もちろん、これ、うろたえることはないのですね。最悪百円台もあるかと思いますけど、下げた後は上げる、下がりきったところでライブドア株を買えると、巨利が得られる。チャンスはまだまだあります。ライブドアの相場、来週も目が離せませんね。

今週を大外しした評論家たち、この週末にどんな発言をするか、そいつも実は、この週末の、一つの楽しみではあるのですが、、、


さて、先ほど終りましたNY市場、ダウは今年の新高値で引けています。消費者物価指数に続くGDP改定値の好材料、かなり効きましたね。

ドル円は現在105.2と、多少の円高ではありますがほぼ安定、来週の東京市場も、追い風が吹きそうな予感がいたします。


二三日前の日記を読み返して、重要なポイントに気付きました。NHKが報じたニッポン放送幹部の記者会見で、二つのグループが株の買い入れを争っているときに新株発行は問題ではないのか?との質問に対するニッポン放送の回答は以下のものだったのですね。

フジサンケイグループにとどまるのが、ニッポン放送の企業価値を上げる道と判断した

つまり、新株引受権発行の目的は、企業価値の引き上げである、というのは良いのですが、それが、「フジサンケイグループにとどまる」ことによってなされる、と。

この発言の重要性、わかりますか?

これ、新株発行の目的は、ライブドアによる買収を阻止するため、と白状したと同じ。何しろ、「フジサンケイグループにとどまること」なのですからね。

この論理、図解すると以下のようになります。

企業価値を高める
↑(1)
フジサンケイグループにとどまる(=ライブドアによる買収の阻止)
↑(2)
新株引受権を発行する

まあ、堀江さんに言わせれば(1)も正しくはない、ということになるのでしょうが、
(2)の部分は裁判所に言わせても、違法、ということになりそうです。

ライブドアの差止請求、通る確率は極めて高いのではないでしょうかね。


さて、ソフトバンクの株価ダービー、結果が出ましたが私はケツから3番目、この惨憺たる成績の原因は、大下げと読んだのが、頑張ってしまった。

で来週の予想は4440-4590、もうソフトバンク、底を打ったようですが、反騰のエネルギーにも乏しい、来週は上げ気味ではあるが、動きは鈍い、と読みます。

しかし、ついでに眺めたトヨタのチャート、実に良い形ですねえ。来週は地合いも良好だし、相当に大幅な上げとなるのではないでしょうかね。