本日はいろいろな本を読みましたので、簡単にご紹介いたしましょう。
まずは、「株式会社をつくるならこの1冊改訂3版」。
会社を作るには、およそ25万円で、れっきとした株式会社ができる、とのことで、いっちょう会社でも作ってやるか、という気にさせる本です。
まあ、会社を作っても、何をするか、という部分がないと話にならないのですが、このブログのトップページにも置きました哀しきネットの中でご紹介いたしましたウエブページの解析技術は、実は、データマイニングにも使える手法でして、このために必要な種々のプログラムは既に作成済み。私の手元に全部そろっているのですね。
で、ちょっと考えておりますビジネスモデルの面白いところは、もっともお金のかかる一次検索をウエブで行い、二次的な検索を業務の柱としよう、というものです。一次検索には、有償の検索サービスを使用しても良いのですが、googleや特許庁の提供しているものなど、無償のものも使えるわけで、当然のことながら、この検索をPCから自動的にキーワードを発生させて検索する、というスタイルで行うことになるのですね。
このやり方、特許庁は良いとしても、yahooやgoogleにしてみれば「やらずぶったくり」ないしは「ただ乗り」でして、少々問題のあるやり方かもしれませんが、できてしまう以上は致し方ないのではないか、という気もいたします。
まあ、ニュービジネスのノウハウなどをあまり明かしてしまってはいけないのであまりお話はいたしませんが、先のリンクでは、テキストの特性を統計的に解析するものでして、必ずしもデータマイニングというわけではないのですが、これを少し変形して、統計的特徴の他に、キーワード間の論理的構造を加味いたしますと、論文や特許の類似性や、製品仕様の類似性も検出することができます。
ですから、適当な文章なりテキストファイルなどを与えれば、類似したコンセプトが既に公表されているのかどうか、といったことは、機械的に検出できるのですね。この手のサービス、論文や特許などを出す前の確認にはかなり有効と思われますし、新製品の競合も事前に検出することが可能でして、やり方次第では、かなり需要がありそうな気がいたします。
まあ、このようなお話をあまりいたしますと商売に差し支えるのでこの辺にしておきますが、面白いのは資本金でして、同書では、1,000万円未満にしなさい、と。つまりは、950万円くらいにしておけ、というのですね。そういたしますと、初年度は消費税を納めなくてすむ。まあ、税金分がポケットに入る、という仕掛けです。
当初私が考えておりましたのは、資本金はたっぷりと取りまして、ここから自分自身に給料を支払う。当然、創業当初は赤字になりますが、この赤字を積み立てておけば、当分法人税を払わずにすむ、ということだったのですね。
で、債務超過にしないためには、累積赤字は資本金以下としておく必要がありまして、まあ、2年くらいは何もしなくても食っていけるくらいの資本金は必要だね、などとはじいていたのですが、950万では2年は難しそうです。人件費以外にも経費が掛かりますから、せめてこの2~3倍は欲しいところです。
でも、同書によりますと、簡単な手が紹介されておりまして、1年後に増資をすれば良い、と。なるほど、これはうまい手です。まあ、余計な資金は株で運用し、儲けたところで増資をする、というシナリオが美味しいかも知れませんね。
その他、株式の譲渡を制限いたしますと、会社作りの自由度が格段に増しますし、発起人1名、役員1名といたしますと、ますます自由度が増します。やりたい放題、などというと語弊がありますが、、、
もう一冊は「超ひも理論を疑う」です。
こちらは、2008年2月と、比較的最近に出た本でして、内容も丁寧な書き方をしておりまして、最近の話題についていくには良い書物であるような気がいたします。
まあ、私も先ほど読み始めたところでして、まだ内容を評論するには至っておりません。本日は、日中、いろいろな本を読んでいた関係上、このブログも遅くなってしまいましたし、内容も散漫となってしまいました。
とはいえこの停滞感、これまで少々ラノベに入り込みすぎていたきらいがありましたこのブログが、そろそろ社会・哲学といった、本来のこのブログのテーマに軌道修正しつつあることを象徴しているのかもしれません。
まあ、硬派の方々には長らくご迷惑をおかけいたしましたが、いずれまたご期待に沿える記事を書いていきたいと考えている次第です。