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ちょっとだけSEO:WordPress運用レポート

先日「ブログで稼ぐ!?」などという記事を書いたこともあり、そういえばサーチエンジン最適化(SEO)もちょっと考えておきましょうかと、Amazonで高評価を得ております鈴木良治著「成果を出し続けるための 王道SEO対策 実践講座 」などという本を読み始めました。本日は、この本を読んでさっそく行ったことと、その他についてご報告いたします。

2/9追記:本稿は、いくつかの重要な訂正を行いました。

表示速度を速くする

まず、p67に少々気になる記述があります。

サーバの処理速度は、遅いとWebページの表示速度も遅くなり、利用者にストレスを与え、SEO対策においてはマイナス評価につながります。

実は、このブログの表示速度の遅さは、私も以前から気になっておりました。確かに、他の人にとっても、表示速度が遅いことはストレスの元となります。さっそく高速化を試みることといたします。

簡単に打てる手は、次の3点です。

  • ヘッダー画像を非表示にする:TinyForgeはブログの頭に大きな画像を表示するのが普通(?)なのですが、画像を表示していると時間がかかります。さっそくこれを非表示といたしましょう。これは、ダッシュボードの「外観」から「カスタマイズ」、「ヘッダー画像」を選んで「非表示」を選択することで、簡単に実施できます。
  • トップページに表示する記事数を減らす:このブログは、省略表示ではありますが、なんと100件の記事をトップページに表示していました。これでは時間がかかるのも当然でしょう。トップページに表示される投稿数は、ダッシュボードの「設定」から「表示設定」を選び、「1ページに表示する最大投稿数」の数値で設定されます。ここでは30件に減らすことといたします。(2/16追記:さらに10件に減らしました。2/25追記:30件表示に戻しました。)
  • サイドバーの「最近の投稿」も省略する:これもダッシュボードの「外観」を選び、「ライブプレビューで管理」ボタンを押して「ウィジェット」の「メインサイドバー」を選び、不要なものがあればこれをクリックして「削除」をクリックすれば削除されます。ここにないものを追加したい場合は、「ウィジェットを追加」ボタンを押せば、新しいものを付け加えることができます。

ここまでやったところで、本ブログのトップページを表示してみました。たしかに速くなっております。

しかし、個別記事の表示は遅いですね。なぜでしょうか。記事が長文だからでしょうか。記事は省略するわけにもいきません。困ったものですね。WordPressが重たいということかもしれませんが、これもさしあたってどうすることもできません。

2/19追記:Google Search Consoleの「クロール」⇒「クロールの統計情報」に表示される「ページのダウンロード時間」は、以下のグラフのように、本年1月の時点で急落しております。この対策が効果を発揮したと致しますと、少々早すぎるような気がしないでもありませんが、旧来の2~4秒が1秒程度に改善されていると、ここでは前向きに考えておきましょう。

ページのダウンロード時間

なお、12月末にWordPressのバージョンアップを実施しております。もしかするとこちらの効果であるのかもしれません。

“All In One SEO Pack”プラグインの導入

ホシナカズキ著「できる100ワザ WordPress必ず集客できる実践・サイト運営術」につきましては以前のブログでもご紹介しましたが、これを参考に“All In One SEO Pack”プラグインを導入しております。

WordPressにこのプラグインを入れますと、記事を書き込むページの下方に、Googleで検索されたときの表示と、タイトルディスクリプションの編集ボックスが表示されます。ディスクリプションは、記事の概要を紹介する部分で、サーチエンジンはディスクリプションに含まれるキーワードを重視して検索するとのこと。タイトルとディスクリプションは、検索結果にも表示されますので、この部分が適切でない場合は、ディスクリプションを編集することとなります。

なお、ディスクリプションがない場合は、検索エンジンは記事の先頭部分を表示するのですが、ここに記事全体の概要(当然、重要なキーワードが含まれる)を書いておくようにします。記事の先頭部分は、トップページで個々の記事を省略表示した際にも表示されますので、トップページを読む人が記事を選びやすくなるという利点もあります。

h2タグとstrongタグの利用

検索エンジンは、タイトルに次いで、<h1~h3></h1~/h3>で囲まれた部分、および<strong></strong>で囲まれた部分を重視します。そこで、この部分にキーワードが含まれるようにすると、そのキーワードでヒットしやすくなるということです。

2/9追記:h1タグは、一つのページに一つしか使ってはいけないことになっておりますので、ここではh2タグを用いることといたします。また、strongタグは、一つのキーワードにつき一回だけ使うようにします。複数個所を強調する場合は、二回目以降を<b>と</b>で囲うようにしました。

これは、意図的にやるというよりは、メリハリの付いた読みやすいページにするということを心がけて、結果的にこの部分にキーワードが含まれた、という形にすべきでしょう。ウェブページは人間が読んでナンボのものですから、あまり不自然なことをいたしますと、読者に違和感を与えてしまいます。

ちなみに、検索でこの記事がヒットすることを期待しているキーワードは、第一がSEO、第二がWordPressなのですが、このキーワードはタイトルに含めるとともに、重要キーワードSEOは、記事の先頭部分に3回も含めており、h2タグやstrongタグで囲まれた部分にも含めています。

SEOWordPressをキーワードとするウェブページは、他にもたくさんありそうで、これはいわゆるレッドオーシャンかもしれませんが、このキーワードで検索する人も多いと期待されますので、ここは強気に攻めることといたしましょう。

2/19追記:「SEO」と「WordPress」をキーワードとするGoogleサーチは、完敗です。このキーワードでは、このページは検索結果に全く出てまいりません。一方「ちょっとだけSEO」と「WordPress」でサーチいたしますと、検索結果のかなり上位に表示されます。しかし、こんなキーワードでサーチする人がそうそういるとも思われず、ここは少々知恵を出さなくてはいけないところです。

というわけで、タイトルを「簡単なSEO:WordPress運用レポート」に変更いたしました。タイトルの変更がGoogleサーチに反映されるまでには、数日かかると思いますが、さて、どうなりますでしょうか。

3/11追記:「簡単なSEO」は、ライバルが多すぎるようで、これをキーワードとしてGoogleで検索しても、この記事は上位には表示されません。一方、「ちょっとだけSEO」でサーチいたしますと、今のところ、トップに表示されております。たとえ検索する人が少なくても上位に表示されたほうが、大勢が検索するけれど表示されないよりはよほど有利であること、論を待ちません。そこで、タイトルを元に戻しました。

とはいえ、「ちょっとだけSEO」などというキーワードで検索する人が少ないであろうことは確かです。このテーマでGoogle検索から流入を期待することは、そもそも難しい、ということでしょう。レッドオーシャンを馬鹿にしてはいけません。

過去記事のメンテナンスをこまめに行う

最初にご紹介しました「王道SEO対策 実践講座」によりますと、サーチエンジンは最近変更のおこなわれたページを優先して扱うとのこと。過去の記事も、放置するのではなく、こまめにメンテナンスすることが検索結果の上位に表示されるコツということです。

そこで、ちょうど良い機会ですから、過去の数十の記事のうち長い記事について、h2タグの付け直しをおこないました。

また、このブログではSlimStatを用いてアクセス数を計数しているのですが、この場合には、アクセスされたページの一覧表がWordPressのダッシュボードに表示されております。よくアクセスされるページは、人気の高いページであると考えられますので、これを見直しておかしな部分を修正するようにいたします。

この際、特に気を付けるべき部分がリンク切れ。サーチエンジンは、リンク切れがあるページの評価を下げてしまうということですから、この点はこまめに見直さなくてはいけません。また、誤字・脱字・誤変換などがあれば直すことは、当然のことではあります。

2/19追記:メンテナンスいたしましたページを「人気ページにh2タグ付け:WordPress運用レポート」と題してまとめておきました。リンクをずらずら並べた記事を書きますと、極端なSEO対策を行っているとみなされる恐れがありますので、ここはリストを用いて記述しています。

リスト部分は、改行を用いて記述することも多々行われているのですが、こうしてしまいますとサーチエンジンが不自然な文章と判断する恐れがあるということで、見栄えに少々不満があるかもしれませんが、ここはきちんとhtmlのリストタグを用いて記述するようにいたしましょう。

2/20追記:上記まとめページはNOINDEX指定をして、サーチエンジンの検索対象外といたしました。このページ、リンクがずらずらと並んでいるだけで、オリジナルな情報がほとんど含まれておりません。下手をするとSEO対策で怪しからぬことをしていると判定されてしまうかもしれません。そういう恐れがありますので、一応NOINDEX指定を行った次第。これで完全に安全かどうかは、よくわかりませんが、何もしないよりはマシではないかと思います。

その他、タグ付けにあわせて、記事を長文化するため複数に分割していた記事を統合しているのですが、二番目以降のページも削除することなく統合先へのリンクを記載しております。このページも、ロクな情報がありませんので、NOINDEX指定をしています。

NOINDEX指定は、“All In One SEO Pack”プラグインを導入していれば、簡単にできます。個別記事の編集ページで、下の方にあります“Robots メタ NOINDEX”のチェックボックスにチェックを入れ、「更新」ボタンを押せば完了です。

2/26追記:上記タグ付け完了記事のリストを「おすすめ(発表順)」と題する固定ページに置くことといたしました。おすすめ記事のリストはしばしばトップページに置かれるのですが、あまり量が多いと表示が遅くなってしまいます。固定ページなら別表示となりますので、表示速度の悪化は生じません。このページをお気に入りにおいていただければ、便利にアクセスすることができるのですが、、、

まとめ

上記対応の一部は、ここ数日行っていること。また、“All In One SEO Pack”プラグインの導入は、かなり以前に行ないましたが、あまり利用はしていなかったものです。これからは、ディスクリプションにも気を配り、適切なキーワードが含まれるようにしていきたいと考えております。

その他、「王道SEO対策実践講座 」に記載されたポイントをあげておきますと、以下の点に気を配るべきでしょう。

  • 長文記事は検索結果の上位に表示されやすい。ただし、長文記事のリンクはクリックされにくいという問題がある。(この記事は約4,600文字で、サーチエンジンに重視させるには2,000文字もあれば十分といわれています。また、誘導先へのリンクを複数回記述することで、長文記事でもリンクがクリックされるよう配慮しています。)
  • 最近のサーチエンジンは、賢くなっており、以前使われていたような裏技は逆効果であり、人が読んで有益と感じられる記事を上位にリストアップする傾向にある。

要は、サーチエンジンをだまそうなどと考えず、読者に高い満足度を与える良質な記事を書くように心がけること、これがページビューをあげる秘訣、ということでしょう。

2/19追記:このブログは楽天ブログから移動してきたのですが、楽天ブログには5,000文字までしか書けないという制限がありました。このため、一つの記事を複数の記事に分割して書くなどということを行っていたのですが、h2タグやstrongタグを使う形に修正した機会に、複数のページにまたがる記事は統合するようにしております。

この結果、10,000文字を超す極めて長文のページがいくつかできております。これらのページがどの程度のアクセスを集めるか、今後注目したいところです。

補:刺さるキーワード

2/8追記:ところで、このブログで最もページビューを集めているのが1/23に書きました「イケハヤ師 v.s. はらですぎ氏」のページ。なぜこんなことになるかというと、「はらですぎ」でGoogleを検索すると、このページが上位に表示されるから。さすがに、本家には負けていますが、はらですぎ氏についての評論など、ウェブの世界にほとんどない、ということでしょう。

でも、イケハヤ師がはらですぎ氏をdisりますと、この人いったいどんな人でしょう、と考える人がGoogleでサーチする。おこぼれがこのサイトまで回ってきた形となっております。

とはいえ、こんなのこのブログの実力でも何でもありません。このノウハウは広く公開いたしますので、とにかくページビューを稼ぎたい、という方は大いにご利用ください。

やり方は簡単、イケハヤ師にdisられた人をキーワードとして記事を書けばよいのですね。それがあまり話題になっていない人であれば、特に効果的です。

まあ、こういうのは、「王道SEO対策」の世界からは、かなり外れているように思いますけど、、、

2/9追記:Googleでキーワード「はらですぎ」での検索結果から上記記事が落ちてしまいました。これ、悪さをしていると思われてしまいましたかね。上記裏技的SEOの手口は、もはや通用しないかもしれません。