「ビットコインが分裂するかも」という記事をイケハヤ師が投稿されています。少し以前には「ソーシャルレンディングのリスクが露呈」などという記事も出ておりました。まあこれ、起こるべくして起こっていることなのですね。
そもそもビットコインが危ないことは、昨年の段階から指摘がなされております。
ソーシャルレンディングのリスクに関しては、そもそも金利が高いということはそれなりにリスクが高いということに加え、投資関連業界にもともと怪しげな人たちの多いこと、以前からほとんど常識のようなものです。
だから、投資家保護のための様々な枠組みが整備されてきたのですが、新手の金融商品であれば、投資家保護の枠組みも不十分になりがち、よほど入念な調査を行わなければ、危なくて投資もできないはずです。
まあ、イケハヤ師の場合は、リスク上等、損失もネタのうち、などと考えておられるのかもしれませんが、これを読んで一つ投資してやろうなどと考える一般人には、はなはだ迷惑な話ではあります。
こと金融商品に関しては、怪しげなものには手を出さないこと、これをきっちり心に刻んでおくことが肝要かと思います。
私などは、最近はやりのネット証券も、少々恐ろしくて手が出せないでおります。さすがにここまで警戒する必要もないかとは思いますが、めったに売り買いしないのであれば多少の手数料の差は大勢に影響もなく、安心感第一で証券会社を選ぶことも、さして間違ったことではありますまい。
で、なにに投資するかといえば、ずばり株。それも、まず倒産しそうにない、安全性の高い株式に投資しているのですね。もちろん、安全性が高いといっても、万に一つ、無に帰してしまう可能性もありますし、安値の時には売れませんから、当面使うあてもなく、最悪なくなってもさほど深刻な事態にはならない資金の運用に限っております。
現在の投資先は、主力がトヨタ、次に三菱UFJファイナンシャルグループ、そしてごくわずかな資金を日本郵船に投じております。トヨタも三菱UFJも、現在の利回りは2.5%程度ありますから、銀行に預けておくよりも充分に有利な投資といえるでしょう。
問題は、株価は上がり下がりするという問題があり、高いときに買って安いときに売ったのでは損になってしまいます。で、今が高いときなのか安い時なのかを判断するのが難しい問題ということになりますが、長期チャートを眺めれば、だいたいの高値安値もわかるのですね。
たとえば三菱UFJであれば、最近の高値は900円あたり、安値は500円あたり、現在の700円付近は、まあ、中立といったところでしょう。ちなみに私は500円を切ったところで仕込んでおります。
トヨタの場合は、高値が8000円を超すあたり、安値がまあ3000円といったところで、現在の6000円は、これまた中立です。私の現在の持ち株は、買い入れ価格がこのあたりですから全然利益にはなっていないのですが、その前が3000円台で買って8000円台で売っておりますので、大きな利益を出しております。8000円で売ったものを6000円で買い戻したと考えれば、さほど腹も立たないわけですね。
さて、私の投資作戦は単純です。株価が中立の時は、資金の半分だけを株式に投じておきます。高値圏にあればこれを売り、安値圏に来たら残り半分の資金も株に投じる。単純ですね。
これで結構安心していられるのは、トヨタや三菱UFJなら、そうそうつぶれることもないだろう、という予想が成り立つからで、会社がつぶれないのであれば、株価は上がったり下がったりを繰り返すであろうとの予想も、かなりの高確率であたります。
もちろん、トヨタや三菱UFJといえどどうなるかはわかりませんから、ニュースには気を配り、危うげな兆候が現れたら撤退することを考えておかなくてはいけません。幸い、今のところそのような兆候は表れていないのですが、いつどうなるかわからないのが株式投資の怖いところではあります。多分、大丈夫だとは思うのですが、、、
イケハヤ師、株価が気になるような投資はしないと語っておられたのですが、かなりハイリスクな投資をしておられれば、結局は成り行きを気にせざるを得ません。株式投資であっても、私のようなやり方であれば、日々の株価はあまり気にする必要はない。
イケハヤ師も、投資戦略に関しては、もう少し考えられたら良いのではなかろうか、などと余計な心配をしております次第です。