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相場を読む:撤退、てった~い!

総選挙での自民圧勝は読み通りでしたが、東京市場の株価は、期待したほどは上がってくれません。でも、ここは降りるべきポイント。表題に示す作戦とあいなりました。

そうは言っても、本日の東京市場、そうそう悪くはありません。日経平均は、22,000の大台にタッチしております。ただここからずんずん上がるかといえば、そんな雰囲気もなく、関係者一同、腰が引けての取引となっている様子。週末を控えて、この後、ずるずると下がってしまうかもしれません。

ここでいったん手じまいといたしますその理由は、いうまでもなく、北朝鮮情勢です。ここにきて、いくつかのきな臭い動きが出ております。

まずは、中国の共産党大会が閉幕したこと。これで、米国サイドがことを起こすに際して、中国に気を使う必要が減じております。

第二に、トランプ氏のアジア歴訪が11月5日から14日の日程で開始されること。この間、日本、中国、韓国のトップとの会談が予定されており、北朝鮮の扱いが主な議題となることは当然のことでしょう。

第三に西太平洋の米空母が三隻体制となったこと。北朝鮮に対する軍事作戦を始めるための条件が整いつつあります。

もちろん、何かが起こるにしても、トランプ氏がアジアから帰国してからのこととなるはずで、11月の下旬以降が要注意期間ということになるのですが、市場は将来予測で動きますので、どこから下がりだすか、わかったものではない。これが、本日手じまいに移行した理由です。

さて、この先の作戦ですが、まず、北朝鮮において軍事作戦が実行に移されますと、円の大幅高と、株式の大幅安が同時に起こりますことはまずお約束といえるでしょう。

この時点で狼狽が出れば相当に下がるのでしょうが、まあ、半値までも下がらないのではないか、日経平均で15,000を割る程度かなア、などと考えております。

問題はその先で、北朝鮮に戦争継続能力などありませんから、軍事衝突は比較的短期間で終わるものと予想されます。そして、金正恩は排され、より穏当な政権に移行するであろうことは高い確率で予想されます。

その時必要となりますのが、北朝鮮の復興。住宅や電気水道交通などの社会インフラの整備、そして安価な労働力を生かした軽工業などが急速に立ち上がるはずで、我が国にもその恩恵は多くもたらされるはずなのですね。

ということは、軍事作戦終焉後は、朝鮮特需が沸き起こり、好景気がやってくる可能性が極めて高いと考えられます。つまり、軍事作戦勃発で大いに下げたところが大チャンス。このチャンスを生かすためには、それ以前にキャッシュを積み上げておかなければいけない。

まあ、こうした考えで、今回撤退をいたした次第。決して後ろ向きの理由ではなく、来るべき大チャンスをものにするための、攻めるための撤退作戦である、と申し上げておきましょう。