先日、京都を訪れた際、タクシーの運転手のお薦めに従って無鄰菴を見てまいりました。
京都の紅葉は、おおよそ五分といったところですが、十分に見栄えのする状況でした。
無鄰菴は、山形有朋の京都の別荘で、このお方、東京の椿山荘などもつくられたとのこと。庭園道楽とはまた、大いに剛毅なことではあります。
ここで、無鄰菴の「鄰」と「菴」は普通とは少々異なるフォントなのですが、「隣」および「庵」と読みも意味も同じということです。昔は、いろいろな異字体が使われており、ここに使われているのは今日ではあまり使われていない異字体ということです。
それにしても、「無鄰菴」、少々嫌味なネーミングですね。つまりは、隣のない庵(家)というわけですから。
google mapでみれば、たしかに隣はない。1ブロックを占有しているのですから、周りは全て道路。隣家はありません。
いやみなやつですねえ、、、
ちなみに、無鄰という名前でネットサーチいたしますと「レジーナリゾート伊豆無鄰」がヒットいたします。こちらも地図を見ますと、かなり大きな敷地ですが、無鄰菴とは異なり、完全に道路で囲まれているわけではなさそうです。
まあ、お隣さんは、林の向こう、ということではあるのですが、、、
まてよ、こっちの方がすごいかもしれない、、、