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3/1付け小宮山洋子氏のBLOGOS記事「必要な人にウイルス検査の態勢を 首相の会見は説明不足」へのコメント

3/1付け小宮山洋子氏のBLOGOS記事「必要な人にウイルス検査の態勢を 首相の会見は説明不足」にコメントしました。


| 韓国では、あれだけ多くの人の検査をして、だから
| 感染者が多く発見されている、といわれています。

この点なのですけど、検査には、感染者を見落とす誤りと、感染していない者を陽性とする誤り(偽陽性)がつきものです。で、多数の検査をすれば多数の偽陽性もでる。これは感染者としてカウントされてしまうのですね。

前回のコメントでも議論したのですが、各国の検査で判明した感染者と死者の比率は、興味深い値となっています。

国   感染者  死者 比率
中国   79251  2835  28
韓国    2337  13  180
イタリア 888   21  42
イラン  388   34  11
日本   237   5   47
香港   86    2   43

イタリアと日本と香港は、いずれも42-47と狭い範囲の値を示しますので、このあたりが医療施設の整った条件下での新型コロナの致死率と考えられるでしょう。

そして、中国とイランで致死率が高いのは、充分な医療が受けられない人が多かったためと考えることもできるでしょう。

そして韓国は、死者あたりの感染者が圧倒的に大きい。これは、韓国の医療が極めて優秀で、新型コロナに感染してもほとんど死なない可能性もゼロではないのですが、韓国でいう「感染者」に多数の偽陽性が含まれている可能性もあるのですね。

これは果たして、望ましい状況であるのか。

これはこれで問題があるように、私には思われるのですが、さて、どうでしょう。

このような値をみておりますと、我が国で検査体制を整えた結果、どのようなことが起こるのか、少々不安があることも否定できないのですね。