緒方林太郎氏の3/30付けBLOGOS記事「迷走する新型コロナ対策 日本政府の意思決定が遅い理由」にコメントしました。
まず基本的に抑えておかなければいけないことは、我が国の新型コロナに対する対応は、世界各国と比較しても、奇跡的にうまく対応できている。いろいろ言うのは構わないのですが、まずこの点だけは忘れてはいけません。
もう一つ大事な点は、国政は、様々な要素のバランスを考えていかなくてはいけない。一方でこれを批判する人は、一面にのみ着目すればよい。こういう主張はわかりやすく、支持も集めやすいのですが、それで国を動かそうとすると、すぐに破綻することになります。
オリンピックに関して、さっさとあきらめればよかったと、今になっていうことは簡単ですが、各国の利害が錯綜している中で、新型コロナの先行きも見えない中で、我が国から言い出すことは難しい。今頃あーのこーの言ってみても始まらない、ただのdisりとしか思えません。
| 中国のご機嫌を損ねて、国賓訪日が潰れる事のないよう
| 中国側に精一杯の忖度をしたのでしょう。国民の安全安心
| と外交上の成果を天秤に掛けるやり方はどうだったのか、
| と思います。
これは、外交儀礼、というものでしょう。「天秤に掛ける」というといかにも悪いことのように見えるのですけど、双方の重要性を評価したうえで判断するのはあたりまえではないでしょうか。
中国など無視してしまえ、という主張はそりゃありかもしれないけれど、いくら自民党でも、重要な隣国とはうまく付き合わなくてはいけないというくらいの常識は持ち合わせているのですね。
| 野党はきちんと人権擁護と感染症押さえ込みの必要性の
| バランスを取った案を出して、それを強く政府に訴える
| べきでした。
おーい、あんた、どっちにいるのかね? しょーゆあふらっぐ、だよ。