木走正水氏の4/9付けBLOGOS記事「新型コロナウイルスのPCR検査を今後日本は増やすべき」にコメントしました。
指数関数的な増加であれば倍増日数は一定となります。これが増加しているということは、指数関数よりは緩やかであることを意味し、倍増日数が短縮していたら指数関数以上の急増を意味します。
で、ご指摘の問題を切り分けるには、感染者の倍増日数と、死者の倍増日数を並べてみればわかると思います。
感染者の倍増日数は、3月末ごろから短くなっており、感染者の増加速度が増加している一方で、死者の倍増日数は変わらず、その増加速度は指数関数を保っています。
新型コロナによる死亡は感染確認よりも遅れて発生するため、今後死者の増加速度が上昇する可能性もあるのですが、死者の立ち上がりは感染者の立ち上がりより6日程度遅れており、もしも遅れが6日程度であるなら、感染者の急増は死者の急増を招かない、おそらくは検査数の拡大によるものとみなすことができそうです。
6日の遅れというのが確実性がさほどないため、まだ結論を出すには尚早だと思います。この二つの数字は、この先も、しっかりと見ていかなくてはいけません。
倍増日数の実績(厚労省発表の各日正午の国内数値より瀬尾が計算)
日付 感染者 死者
3/18 11 7
3/19 11 7
3/20 12 8
3/21 12 9
3/22 12 10
3/23 13 10
3/24 14 11
3/25 14 11
3/26 14 11
3/27 14 12
3/28 14 12
3/29 12 13
3/30 11 14
3/31 11 16
4/1 10 16
4/2 9 16
4/3 8 16
4/4 8 14
4/5 8 16
4/6 8 16
4/7 7 16
4/8 8 17
4/10追記:最新のデータはこちらをご参照ください。