宇佐美典也氏の4/15付けBLOGOS記事「今後のコロナ対策を読み解くための5つのポイント(2020/4/14現在)」にコメントしました。
支持しました。おおよそはここに書かれたような展開になると思います。
ただしいくつか、宇佐美説よりも好転する可能性があります。これについて、簡単に記しておきます。
まず第一に、このエントリーにも書かれたように、感染拡大には多数に感染させる少数者が大きな影響を与えることが知られており、今回のケースでは、風俗営業がその代表例となっております。
風俗営業の問題は、感染者が多くを語らないためクラスターつぶしが難しいことです。一方で、この産業は我が国に絶対必要というものでもありませんから、立法措置により閉店に追い込むことも可能なのですね。
いまなら野党にも脛に傷もつ立民議員もおられることですから、あまり大声で反対もしずらい。こんな危ない産業は、非常時にはきっちりコントロールできるようにするのが吉です。
その他、クルーズ船や屋台船、コンサート、そして病院などもクラスターとして知られておりますが、こちらは、感染防止技術をきっちり作り上げることで何とか安全にするしかありません。
もう一つの希望は、現在の我が国の感染拡大の一つの理由が【検査数の増加にある】という点で、検査数の増加はこれまでに見逃されていた感染者を把握して感染拡大を防止する効果もあるのですね。
結局のところ、新規感染を押さえるには感染者を見つけ出して隔離するしかありません。我が国もその方向に確実に動いていること、これは積極的に評価すべきでしょう。
あとは、ロックダウン的政策により、手の付けられるレベルまでの感染拡大に抑え込み、クラスター対策をきっちり行うこと。これらを総合すれば、なんとか特効薬の登場までさほどドラスティックな手を打たずにしのげるのではないでしょうか。
なぜか我が国の感染者と、特に、死者が少ない。これは幸運によるものではあるのでしょうが、その幸運は、ものにしなくてはいけません。